さよなら2020ラジオ その4(10~12月)
ついさっき「その3」を書き上げた勢いでその4も書きます。マトリックスで言うとリローデッドとレボリューションズみたいな感じ。は?
出会いや別れ
9月から10月といえば改編期。お気に入りだった番組が終わるさみしさもあり、また新番組のワクワクも味わえるタイミングでもあります。
4月の改編期は「on8+」や「でもまだ」が終わっちゃったことがすごく残念だったけど、個人的にはこの10月改編がまた大きなターニングポイントになりました。
キーワードは「山崎怜奈」「沈黙の金曜日」と「文化放送」かなと思ってます。
山崎怜奈
乃木坂46 2期生のれなちさん、ザキさんetc...いろんなあだ名をもつこの方はこの記事を読んでいる人なら知らないひとはいないであろう、2020年のラジオ業界の中心にいた一人です。
れなちさんは以前からラジオ好きのリスナーとしてファンを中心に一部界隈では良く知られていました。レギュラー番組も2020年の時点で2番組持っていたし、「いつどこの番組聴いてるんですか」っていうレベルで聴いているしなんなら突然メールも送ってるし、とてもアイドルとして仕事しながらやれる業じゃないです。
そんなれなちさんが9月末をもって「金つぶ」のアシスタントを卒業しました。
番組卒業はいつもだいたい直前だからお知らせを聴いてショックでしたし、番組のメインMCである小島さんと丁々発止のトークとれなちさんの知識欲が番組を盛り上げていると思っていたから残念でした。
しかしそれを上回る衝撃を与えたのが「山崎怜奈の誰かに話したかったこと」がTFMで始まることが発表されたことです。
関東圏の大手FMの、平日の昼間の2時間番組で、さらに月~木の帯に、一人喋りというフォーマットはこちらの理解が追い付かないものでした。これを現役のアイドルがやるんですよ?
そのうえでラジオ業界的に驚かれたと思うのが、ゲストコーナーのブッキングが古今東西のさまざまな曲者を呼び出してれなちさんが喋るという、ある種夢みたいな展開があって、そのラインナップもアルピー、伊集院光、神田伯山、ジェーンスー、ファーストサマーウイカ、加藤浩次、マヂカルラブリー等々、ラジオ好きにはたまらない(特にこの3か月はTBSラジオ好きなら)という人選。さらにこの猛者をれなちさんが捌き切るところを見せつけられて業界関係者、リスナー共々「とんでもない番組が始まった」と感じているはずです。
この番組が始まって完全に休みの日のスケジュールが一変しました。今までほとんど昼過ぎまで寝ていたのが普段通りに起きて午前中のうちにメールを送って放送を聴いて、終わったら昼寝して深夜ラジオに備えるみたいなリズムができあがっています。
というか深夜ラジオをきっちり4時過ぎまで聴いてからこの番組を聴いているリスナーとれなちさんは本当にどうかしてるぜ。
あとれなちさんが現在レギュラーで放送しているもう一つの番組「推しの1コマ」では10分の番組とは思えない詰め込み方で息継ぎすら忘れるようなトークを見せています。このギャップがれなちさんの魅力の一つでもあります。
沈黙の金曜日
今回のまとめで度々この番組を出すということは、やはり自分の中で沈金が大事な存在で、番組にとっても色んなトピックがあったことを思い知らされます。
まず大きな出来事は10月末をもってアシスタントの中田花奈さんが卒業しました。
中田さんも(元)乃木坂46のメンバー。そしてれなちさんと同じくラジオリスナーとしての側面も持っています。でもれなちさんの聴いている番組の雑食性と比較すると深夜ラジオ寄りなところがまたそれぞれ個性が出ていますね。
中田さんの話はここであんまり長く書くわけにはいかないのですが、時間を遡って昨年末の時点で卒業云々のタイミングが実はあって、それを乗り越えて沈金のレギュラーも続けていたところに春からのリモート出演があって、伝説の「風呂場からリモート芸」「玄関からリモート芸」があって、夏ごろにやっとスタジオに戻ってきてまたアルピーとの会話がちゃんと始まると思っていた矢先に乃木坂46からの卒業が発表されました。
発表時のおちゃらけた雰囲気は沈金らしいといえばそうでしたが、これも相当堪えました。
番組の卒業についてはその時点で公表されなくて、もしかしたら乃木坂を卒業しても続けてくれるという僅かな可能性を信じていましたがそれもぬるっとMC卒業発表されて。
沈金を通じて(もっというなら観覧に通って)中田さんの美貌とそこから予想できない数々の弄りポイントを見せてくれた、ある種ラジオに愛された存在を最後現場でちゃんと見送れずに終わってしまうことが悔しかったです。
願わくば中田さんにはまたどこかでラジオを始めてほしいなとも思います。でもどこか中田さんはリスナー気質というか自信がパーソナリティーとして場を動かしたいという雰囲気をあまり出さないような方だったから、今はいちリスナーとしてラジオを楽しんでいるほうが良いのかなあとも思います。(そんなことを考えているうちにバナナムーンに企画で出演されたときはめちゃくちゃうれしかったのでやっぱりラジオに帰ってきてほしい)
文化放送
最後は僕の愛すべき放送局の一つ文化放送。これまでものぎののやレコメンやななきゅうでお世話になっていたのですが、秋の改編で「ClutureZ」と「卒業アルバムに一人はいそうな人を探すラジオ」が始まりました。
ClutureZは9月までひとり組手がやっていた枠ですね。つまり深夜1時台。そもそもこの時間帯は有楽町と赤坂の番組が強力なわけでどんな新番組が始まるのか期待していました。
個人的にはもともと2時台の番組を担当していたチョコプラや和牛や宮下草薙や相席スタートが進出してほしいという願いがあったのでそうはならなかった残念さがあったものの(いまでもど深夜でいいから枠を広げてほしいと思ってます)、また「Z世代向け」というテーマが自分の世代とは大きくかけ離れることで自分が聴けるものなのか不安だったのですが、これが存外楽しい!
やはり好きな曜日は土佐兄弟が担当する月・火曜ですね。(水・木はどうしてもANNとJUNKを優先しています)
芸人コンビという話術の安心感はもちろん、それまで個人的に詳しく知らなかった土佐兄弟とスタッフが色んな企画にがつがつトライしていてとても楽しい雰囲気なのです。
リスナーさんは確かに若い方が多いですが、それがまた番組を明るい雰囲気にしていると思います。
もうひとつの「卒アルラジオ」は、むしろこっちが本来深夜ラジオだろという人選(乃木坂46真夏さん、ノブコブ徳井さん、相席ケイさん、ラランド サーヤさん)を夜7時から放送して、テーマもピンポイントでメールを送れるときと送れないときの落差が激しいのですが、番組の軸になっている「特殊な人と電話で話す」のが癖になってきます。なんか地方ラジオのえぐみをエンタメの最前線にいるタレントを使ってやる番組みたいな謎の豪華さもあります。
野球のオフシーズン限定だから攻めた内容にしてるのかもしれませんが、なんとかこの中の一人くらいレギュラー番組を持ってほしいと願っています。
最後に
雑に2020年のラジオライフを振り返ってきました。
ここで私が採用されたラジオ番組を残しておきます。
もうこんな一年でなければ、こんなにラジオを聴いてメールを送ることはなかったでしょう。
来年はどうなるんですかね。現時点はそれなりの目標はあるし、とりあえず来週の番組に向けて準備している自分がいますが、同じように送れるかどうかはわかりません。
でもこの一年でラジオを通じて一気に自分の人生がまた変わり始めたのは間違いなくて、こんな自分と知り合っていただいた皆様には感謝いたします。
それではまたどこかのラジオ番組で。
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