12/16・17遺族会コールセンターの報告

 2/16(金)・17(土)、空襲遺族会の事務所にコールセンターを設け、会員の空襲遺族に電話かけを行ないました。
 遺族会では、会員の承諾を得て、空襲犠牲者報告書に記載された犠牲者のお名前を、公開する活動を進めています。
 会員のみなさまには、事前に名前公開アンケートを送ってあります。そのみなさまに、もう一度、電話で趣旨を説明し、お返事を願いすることがコールセンターの目的です。
 お返事は、間違いを避けるために、必ず葉書でいただきます。
 今年は、旧城東区(現江東区の東部)で被災した会員・14人に、アンケートをお送りしました。
 
 2日間を終えて。
 葉書返送あり 4人
 電話番号不使用のためつながらない 2人
 封書再送(宛先不明で不達または受取不明分) 3人
 電話つながる、葉書返送まち 5人
 合計 14人
 
 以上のような結果になりました。
 葉書で返信のあった4遺族は、全員名前公開を承諾。
 電話のつながった5人も、全員前向きの反応でした。
 宛先不明で封書が戻ってきてしまった方が2人いましたが、電話をしたところつながったので、送り先を確認して、封書を再送しました。
 封書は戻っていませんが、お電話をしたところ、封書が見当たらない方が1人いました。その方にも、封書を再送しました。
 一方、電話口で明確に公開を断られた方は、1人もいませんでした。
 
 昨年に続いて、今年も電話かけのボランティアを募集しました。
 2日間で3人の方が参加しました。
 2人は昨年の経験者。
 もう1人は初参加の美術大学の大学院生でした。歴史的な題材をリサーチしながら、作品制作している方で、参考になったと感想をもらいました。
 この場を学びの機会にしていただけたらうれしいです。
 
 次の活動は年内。返送葉書の確認と、最後の電話かけを行ない、「名前の展示2023」での名前公開犠牲者数を確定します。
 年明けからは展示制作に入ります。

12月17日、上野郵便局にて。お電話したところ、ご家族の方が出て、ご本人は認知症になり、封書が届いたかどうか分からないとのこと。送付先を確認して、もう一度、封書をお送りしました。

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