秋の益子陶器市 2014

2014年11月
ブログ「イトシイモノ」より

この秋も行って来ました、益子の陶器市。
初日が雨だったので断念。
2日目は一人で一日、3日目は主人と半日。

2日目には陶器市ツイートで仲良くなった方と運が良ければ出逢えるかなと。
思った通り、しっかりあの広い街でバッタリ!
こういう事は嬉しいですね。(´ー`)

お互いに挨拶代わりのお土産交換の後、益子に詳しい彼に着いて歩きレクチャーを受けました。
私一人では絶対のぞかないようなところまでしっかり。


その一人、城田渚さんという方のオブジェの陶板。
上の方が欠けてしまい、大特価に。
でも、その欠けが雰囲気を出していると意気投合。
特注の鉄の台までつけていただいて、最初から重たい出だし。
でも心は軽やか。

横に並んでいるのは、最後に訪ねた長谷川風子さんのトルソー花器。
同じトーンのグリーングレーが何とも良く似合って嬉しかったでした。

家に帰って荷をほどいてみたら、意図したわけではないのに、今回は白が目立ちました。

右は堀中由美子さん。
2列目は左から渡辺キエさん、志村和晃さん、中園晋作さん、
3列目には志村さんの小鉢が2種類、久保田健司さんの白い小皿。
一番手前のぐい吞みは初めてお話した沼野秀章さんの。

Twitterでは私がいい加減な事をつぶやくので、沼野さんに何度かダメ出しをされていたのと、Twitterのアイコンのイメージで探していたら見つからず。
テントの名前を確認して恐る恐る声をおかけしてみたら、イメージと違ってなんともチャーミングな笑顔に肩の力が抜けました。

昨年初めてお逢いした笠間の酒井敦志之さんと「笠間ヒデトシ」というコンビ?を組むお二人。
やはりなんとなく雰囲気が似ています。
とても手に馴染むぐい吞みでした。

遺跡広場では恒例の中園晋作さんのテントへ。
彼とのオシャベリはいつもなんとも楽しいのです。
ちょっと茶化しておしゃべりするうちに、器について話し始めると熱く熱く語って下さるのが好もしいのです。
今回はまず白が優しく手触りの良いマグカップを購入。
そのあと目についたこの湯呑み。
中が黒ってどうなの?と思うそばから、すぐにそれを察して中園さんが湯呑みを手に取り、サッと中身を拭いたあと冷たいお茶を淹れて下さったら、何とも不思議な光景。

お茶がお茶ではない、なにか不思議な雰囲気に映るのです。
黒い釉薬に鉄分が多いせいか、水を弾くからだそうで。
少し楕円の形も手に馴染み、滑らかな肌も包んで心地良く。

そこから降りて、久保田健司さんのお店に。
中皿、鉢とメインの器はこの2年程で揃えたので、今度は小さな器をと思った目の前にこの2枚。
タンポポのようなお皿は可愛く、白はとても上品。
どちらも10㎝前後の使いやすい大きさで即決。
久保田さんの笑顔はいつもホッとさせて下さいます。

他にもたくさんの作家さんとオシャベリし、笑い。
それからもう一人、大切な若いお友達と再会。

考えたらまだ一度しか逢った事のない若い彼女の顔を私は覚えているのだろうか。待ち合わせ場所の作家さんにたずねる念の入れ様でしたが、聞く間もなく「あの子だ!」と。

彼女は昨年夏に女の子を出産。」
Twitterではぷっくりした可愛い手や後姿など拝見していたけれど、初めて逢う事にドキドキ!もう1歳2か月。よちよち歩きの可愛い事。♬
少しだけ始まったらしい人見知りも可愛さアップ。
私のお土産の青いくまさんを気に入ってくれてひと安心。

彼女からもステキなプレゼントをいただき、矢継ぎ早に報告や質問を立て続けにやり取りする様子を、優しい笑顔で見守って下さるだんな様の前で名残惜しくハグしてお別れしました。
ほんの短い時間でしたが、あったかいお白湯を飲んだような優しい気持ちに。

夜は物々交換でいただいた、おこげせんやらおつまみやら美味しいお菓子を目の前にして、お茶やお酒と忙しく。

Twitterを始めなかったら、絶対出会う事のなかった人達との楽しい時間が、益子の陶器市をさらに楽しいものにしてくれました。
また春にお逢い出来たら嬉しいです。