「じーまーさんの鉛筆画展」

2017年5月

今年初めての個展「じーまーさんの鉛筆画展」が、4月21日から23日に行われました。

じーまーさんは、私の同級生の犬友さん。
その友達が見せてくれた愛犬「ばるふちゃん」の絵。
鉛筆だけで描かれたというモノクロの繊細な絵にとても心惹かれました。
ホワイトシェパードの白い毛の一本一本までもが丁寧に描かれていて、いったいどうやって描くのだろうと、本当にびっくりしました。

昨年は二人展を初めてやったけれど、個展をやってみたいとの事。
その絵一枚だけ見て二つ返事で引き受けました。

初めての打ち合わせの時、うちの猫の写真を何枚も撮って下さっていたじーまーさん。なんと2度目の打ち合わせの時にこの絵を描いて来て下さいました!本物より本物らしく(笑)、個展の日がますます楽しみに思えました。♬

平日は仕事があるからと、個展は週末の3日間。
個展の日程を決めてからさらに描きたいものが増えたようで、搬入の日には思いがけない絵が箱から次から次に現れる楽しさ。♬

展示を終えて、外からパチリ!良い雰囲気になりました。
中をぐるりと見渡しました。
なんと手作りの葉書まで!しかも2枚入って150円。

これを全部額に入れて飾りたいと思ったのは私だけじゃないはず。♬

上のホワイトシェパードが、最初に見せていただいたばるふちゃんの絵。
右は弟のしぇすた君。さらに下のが、うちのみー。

じーまーさんは一人で二匹のドーベルマンと一緒に暮らしています。
「大変だけれど可愛い!」と満面の笑みで話して下さいました。

ジルとマリーはいつも一緒。
絵の中に犬への愛情があふれています。

バラと水滴と魚と。
白と黒のモノトーンの中に、バラの色が見えるような気がしました。
水をこんな風に描けるなんてステキ。
魚のしっぽが煙のように幻想的。

葉っぱ2題。

この葉脈の繊細さには目を奪われました。
まわりを描きつぶしながら、葉脈を残す方法で描くそうです。

鳥と動物。
じーまーさんは余白の描き方がとても上手いと思います。
象の親子の微笑ましい事。✨

人物はやはりメリハリのある外人の方が描きやすいそうです。
鉛筆一本で描く、とは言いながら、実際は4Hから8Bまでの様々な濃さの鉛筆で描き分けているそうです。

3日間の個展中は、遠くからたくさんの犬友さんがいらして下さり、お菓子とお花と笑顔と笑い声がギャラリーにあふれました。
もちろんワンちゃんも一緒の方が多く、犬友さん同士が集まって犬談義は途切れる事なく。
じーまーさんを紹介してくれた友達の犬のばるふちゃんとしぇすたくんも、自分たちの絵がどんな風に飾られているか心配で見に来てくれました。(笑)

初めての個展で緊張気味だったじーまーさん。
終わって疲れたと思いますが、しっかり手応えは感じて下さった様子で何よりでした。

私は「葉っぱ」の絵が残ったらいただきたいと思っていましたが、残念ながら売れてしまい、ならばこの犬の絵を!と。
遠くの幸せをまっすぐな目で見つめているような。
「君の見る世界は」というタイトルも素敵です。

初めてのモノトーンの世界でしたが、とても素敵な展覧会でした。
またいつか新たな絵を見せていただける事を楽しみにしつつ。。💛

じーまーさんも、紹介してくれた友達も「大型犬が2匹いると花を飾れる場所がない!」との事で、お客様からいただいたお花はギャラリーに飾らせていただきました。
今はうちの猫とステキな犬の絵がギャラリーの壁で向かい合っています。
幸せな風景です。
じーまーさん。本当にありがとうございました。