「100本のマフラー展 2017」
2017年12月
毎年年末が近づくと「今年はマフラー展やる?」と
嬉しいお声をたくさんいただきます。
クリスマスプレゼントに、今年お世話になった方へのお礼にと選択肢の中に入れていただける事が何よりありがたく。
今年も頑張って準備しました。
、、とはいえ、昨年末から様態が急変した父、年明け早々の葬儀、様々な手続きに続いて、後片付けに続くリフォームと、
一気にやってしまわないと動けなくなってしまう焦燥感から、今年前半は家の事に追われていました。
本格的に頑張れるようになったのは5月の連休明け頃からでしょうか。
糸を見る度に「これはこうしたい、あれはこう織りたい」、気持ちばかり焦ってなかなか手を付けられないもどかしさ。
ようやく制作に専念出来るようになってからは嬉しかったでした。
100本のマフラーが並べられた事がまずは嬉しい。
そして織りたかった糸がちゃんと形になって、良い雰囲気を醸し出してくれているのがさらに嬉しく。
今年は手染め手紡ぎの作家さん二人と出逢った事で、ちょっといつもと違う雰囲気を出す事が出来ました。
やる事は同じでもその方の雰囲気がそのまま出てしまう糸は、手触りも雰囲気も全然違って、お客様にも楽しんでいただけたようです。
上が「ぽわぽこ」さんの手染め手紡ぎ糸。
下が「nekineki」さんの手染め手紡ぎ糸。
それぞれに個性も手触りも雰囲気も全然違って楽しく織らせていただきました。
マイペースでじっくり型の妹は自分のマフラーは勿論しっかり仕上げ、その他に今年は「マフラーにするにはちょっと難ありの糸」で小さなバッグを30個も作って楽しませてくれました。
同じ糸でもマフラーにするのとバッグにするのではまた全然違った雰囲気になるものです。
マフラーとお揃いでお買い上げ下さった方もいらっしゃいました。
アイデアで糸はちゃんと生かせるものですね。
私は今年今までで一番頑張ったかもしれない。
忙しい中で、父の後片付けをしっかり終わらせて、他の個展もきちんとやらなきゃならない、
自分の作品も作らなきゃならない、、
焦りばかりがあった一年でした。
でも個展準備の段階で、ギャラリーに作品を運び込んだ時点で「やればちゃんと出来たじゃないか。」と、少しだけ自画自賛。
まだまだ織りたい糸も試したい色もたくさんありました。
来年は自分たちの個展はお休みして、時間に追われず、少し難しい糸にも挑戦。
手間を惜しまずにじっくり糸に向き合う時間を作りたいと思っています。
まだまだ並べきれないけれど、
今年は出来上がった翌朝に写真を撮り続けてみました。
旅立ったもの、まだ手元に少し残るもの、そして自分で巻くことにしたもの。
記録に残してまた来年頑張ろうと思います。
いらして下さった皆様、ネットで応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
心からの感謝を!
最後に「肉球編み」のマフラーと一緒に私の制作の邪魔をしたり、可愛い寝顔でやる気を出させてくれた陰の功労者「みー」にもささやかなる拍手を。(^^)