「100本のマフラー展 2019」


2年振りのマフラー展は余裕のはずでしたが、、今年は夏の終わりまで気になる事が続き。
ようやく無事秋になり、落ち着いたら本腰を入れるつもりが、今度は手編みをする妹の家が台風で被災。
今年は無理かな、という想いが頭をかすめつつも、10月からはギャラリーの本格始動で、肝心な時に手伝えず。
個展の合間を縫って片づけに通い、ようやくギリギリで準備が整いました。


今年は手編みが170点、手織りが120点ほど。
他にも前回好評だったミニバッグや、とんぼ玉コレクターの友達のショールピンなど、合計300点を超える展覧会となりました。


一週間前にはほぼ全てを運び込み値札付けやら、必要な買い物などの雑用を済ませ初日前夜には完了。
良くここまでたどり着けたと、ようやくホッと出来ました。
まずは手編みの作品から。
様々な糸、様々な編み方によるマフラー、スヌード、ネックウォーマーに肩かけショール。
そして可愛いミニバッグいろいろ。♬

糸が違うとこんなにも雰囲気が変わる、手触りが変わる面白さ。
今年は特に「手染め&手紡ぎ糸」のステキな作家さんとの出会いがあり、手織りのマフラーは織り方はすべて同じですが、何も足さずにその糸だけで夢中で織った作品が多く。
さらに「引き揃え糸」も初めて手にして、さまざまな雰囲気の糸を楽しみながら織りました。

いつもの華やかなマフラーを期待していらして下さったお客様には少し物足りなかったかもしれませんが、手にしていただけたらその糸だけで織った意味がわかっていただけたかと。


そして今年も「同じ糸で手編みと手織り」コーナー。
今回は初めての「引き揃え糸」での競い合い。
いつもながら、作っている自分たちが一番その手触りの違いに驚き、楽しんでいます。

今年の春からギャラリー前にアレンジメントをお願いすることになった「KIRINO」さんの上品で素敵な寄せ植え。
しかも今回はマフラー展という事で、枝の先に毛糸のリボンを結んで下さいました。
しかも初日に華やかなヴィオラの寄せ植えも。
お心遣いに感謝です。💛

テーブルの上には大好きなプリンセチア。
そして今年のお菓子は「ポルボロ」、
スペインの落雁とでもいう感じでしょうか。
シナモンが香るホロリとした口どけのお菓子です。

今年もたくさんの方にいらしていただき
本当にありがとうございました。
何故か集中する時間と閑散とする時間が極端で、特に混雑する時にいらしていただいたお客様には、ゆっくり説明する時間もままならず失礼致しました。

2年に一度のやらない年にかぎって「今年はやらないのですか?」と聞かれるもどかしさ。。
とりあえず来年はやろうと決めました。
本数的にはゆっくり織れそうなので、来年は一本一本じっくりと手をかけて
また違う雰囲気のものを作って行きたいと思います。
いらして下さった皆様、それからネットで応援して下さったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。心から感謝致します。
また来年もどうぞ楽しみにお出かけくださいませ。