観点観察「大丈夫」

今日は町のイベントがあって朝から賑わっていた。
ブラスバンド、太鼓や笛の音・・・活気がある。
午後になり歌声が聞こえてきた。
「大丈夫~大丈夫~大丈夫~大丈夫~♪」

事実
「大丈夫~大丈夫~」と何度も連呼する歌が聞こえてきた

感情
うるさい、いらだち、不愉快、我慢できない、許せない
嫌悪感、不満、攻撃的、馬鹿にする、

思考
町のイベントだからって、うるさすぎる
仕事に集中できない
「大丈夫」の言い方が何の感情もなく、ただ連呼していて不愉快
無責任に大丈夫と言うな、無責任に大丈夫という奴許せない
大丈夫と言えば励ましたつもりなのか、共感したつもりなのか、気休めでしかない
大丈夫と言われて大丈夫じゃなかった
何を根拠に大丈夫と言ってるんだ、バカか

気づいたこと
「大丈夫」の言い方が引っかかり、過去の記憶にアクセス始めている。
過去に「大丈夫だよ。」と言われたまま受け取り、実行して辛い思いをすることが多かった。その時に感じた、「無責任だ」「不愉快」「ダメだった許せない」「気休めでしかない」「大丈夫しか言わないなんてバカだ」って思いを全部、「自分が悪い」観点で押し殺してきた物が出てきた。
怒りの対象は、男性だ。

私は、思い出してしまった。
私のに危険が迫っているときに、利己的に「大丈夫、大丈夫」それだけを連呼して、言い聞かせ誤魔化そうとする大人
その時の恐怖、パニック、焦り、血の気が引いて頭が白くなっていく感覚
言葉にならない声
完全に忘れていた、思い出してはいけない記憶として蓋をしていた
無責任に連呼されたと感じた「大丈夫」の一言に、機械的条件反射が作動して、古い古い感情を爆発させていたのだ

歌ってた人に怒りが湧いているのだと思っていたが、観点観察してみると、過去の記憶にアクセスして感情だけが意識に上ったため、目の前の対象に感じた感情だと勘違いしていた 

私の怒りは、今現在の物ではない
過去の怒りの元は、怒るべき出来事だった
怒りを認識した自分の成長を喜びたい


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