サンバースト

心なんていらない
夢のさまたげになるなら
わたしだけの幸せなら
何を願う必要もない

足りない
そう思うのはいつも
振り返ったとき
どうして
光はわたしをつれてゆくの

心はいつでも
わたしを幸せにしようとする
だけどわたしは欲しいの
もっと強く美しい光が

この身を焼くような
心を焦がすような
巨大な太陽に手を触れるような
圧倒的な希望が

心なんていらない
わたしを引き止めるのなら
夢の熱さに怯えて
たちすくむわたしに
優しさをあたえないで

わたしは行くのよ
誰も見たことのない光のもとへ
ただの幸せじゃ届かない
たくさんの悲しみに見せつけるの
真の正義を

取り引きしないで
駆け引きもいらない
何もかもが圧倒的な
誰も知らない
光も愛も超えるものがあるの

わたしのなかに

その輝きはいつか
わたしのからだを食い破り
心を焼き尽くして
世界中に響きわたる
怒涛の歓喜を
滝のように浴びせるの

それがわたしの夢
誰にも有無をいわせない
希望はある
夢は叶う
喜びとは
満足とは
こういうことなの

誰一人
不幸に逃さない

心ならいらない
幸せでさえも
すべてを焼き尽くして
それでもわたしは行く

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