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私にとって彼女は「親友」とはまたちがう。

また1つ年を取りました。

そして私より2日早く生まれた彼女も、また私より2日早く年を取りました。

私たちが出逢ったのは大学に入ってすぐの頃。

彼女は私と正反対で、背が高くて、バイタリティに溢れていて、思い立ったらすぐ行動派で、自分というものを昔から持っていて、個性的で、突拍子もないことをいきなりやり始めるけどいつも周りに友達が絶えない子だった。

そんな彼女の圧倒的な存在感に、私は直感的に「きっとこれから人生の中で、この出逢いは絶対忘れない」と感じ、実質12年経った今でも、彼女は私の中で確固たる位置にいる。(え、ちょっと待って、書いてて改めて思ったけど、もうそんなに経ったの?笑)

彼女はバイタリティ溢れるがゆえに、学生時代は何かと忙しく疎遠になりそうな時期もありつつ、でも会うと必ず毎回インパクトを残して去っていくから、なかなか忘れられなかった。

あまりにも突拍子がない行動ばかりするから、一緒にごはんを食べに行っても「私、100円しかなかった…!あとで払うからサラダバーちょっと分けて!」ってオーダーする直前に言うし(サラダバーでお腹はそこまで満たせない)、なんだかいつもお金がカツカツなのに「コンビニで安かったから買ってきた!」と鍋パーティをしているのに生ハムを買ってきたりする。(鍋パの横に生ハムってたぶんもう一生見ないと思う)

でもなんだか彼女の周りにはいつも人がたくさんいて、それが少し羨ましかったりもした。

大学を卒業して、見知らぬ土地で引っ越しし終わった日の夜に一緒にいてくれたのも彼女だし、そのあと病気をして入院したときも1番親身に話を聞いてくれたのも彼女だった。

私はときどき、彼女を「親友」かと思う。

けどそれだけではちょっと違和感がいつも、ある。

普通の「友達」以上のポジションに彼女はいるのだけど、「親友」なんてわざわざ言葉にする必要がないポジションにも、彼女はいる。

誕生日が2日違いだから、なんとなく姉妹みたいな気もしてる。2人共双子座だから、2日ちがいの双子かも。でも性格や容姿は正反対だから、きっと二卵性だし、自分でいうのもなんだけど、たぶん私が姉だと思う。

学生時代は、彼女の誕生日の次の日、つまり私の誕生日の前の日に、お互いの前夜祭と後夜祭を祝いあった。いまでも中々会えないけど定期的にお互いにプレゼントを贈るのが習慣になっている。またコロナが明けたら、前夜祭後夜祭したいね。

今2人の中では、また2人で前夜祭後夜祭をすること、が直近の目標になっている。

12年前、「この出逢いは二度と忘れない」と思った私の直感は間違いなかった。

13年目も、どうぞよろしく。


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