灰谷蘭の人気を緩く考察する

 本日5/26は東京リベンジャーズの最推し、灰谷蘭さまのお誕生日でごさいます。本編ではめちゃくちゃ目立った活躍をしているわけでもなく、過去が多少掘り下げられたのみでありながら、ルックスの良さとなぜか兄弟で対のタトゥーを入れているというミステリアスさが数多くのファンの心を鷲掴みにし、その狂信的な人気は二次元を越えたリアル六本木のカリスマと呼ぶに相応しいと言っても過言ではない………

 …………いつもと趣向を変えて、真面目な文調でキャラ紹介してみたんですがちょっと続け方が分かんなくなりました。慣れないことはするもんじゃないですね。

 そもそもなんでこの記事を書こうかと思ったかというと、推しなのにいまだに灰谷蘭の人気の凄さがわかるようでわからず、これを機に考えをまとめて言語化したいなと思ったからなのです。

 ViViの人気ランキングでマイキーを抑えて3位になったことから考えても、蘭のファンは圧倒的に女性、それも10代~20代の層が厚めと思われます。Twitter等でいいねやリツイートが多い蘭のファンアートをみても、今時の若い子が好む絵柄が多いので、描く人も見る人も若めなんじゃないかなぁと。もちろん中には私みたいに30代のファンや男性もいると思いますけど、それよりも若い女性の方達の方が多いのかなという印象ですね。

 つまり灰谷蘭は若い女性が魅力に感じる要素を多分に持っているとも言えるわけです。なるほど、それを解明できたら若い女性にモテモテになれるわけだな(若い女性からモテたかったんかい)

 蘭が初登場したのは、血のハロウィン編の東卍vsバルハラ直接対決の時です。灰谷兄弟は対決の見届け人という立ち位置で、2人が声をかければ軽く100人は集まる程のカリスマ性を持った六本木界隈を束ねる不良、といった設定でした。
 
 見た瞬間は、少年漫画によくあるなんか凄そうな経歴をもった強キャラだなーくらいだったんですけど、10秒くらいたってから、「あれ?なんかこの人他の不良とちょっと違う………?」という思いがじわじわ込み上げてきまして。まず髪型が今まで見たことない、ツートーンカラーの3つ編み。それもただのツートーンじゃなくて上から黒、金、黒、金というボーダー(?)仕様。凡人からしたらあまりにお洒落難易度高すぎな髪型にも関わらず、それが違和感なく似合ってるってどーゆーこっちゃ。すげー。と思ったわけです。それまで3つ編みは女子がするものという固定概念もあったので、ちょっと衝撃でもありました。このお洒落さが、感度の高い若い女性に刺さったひとつの要因でもあると思います。ここ最近インナーカラーや前髪だけ金髪にするやつとか流行ってますもんね。なので蘭の髪型も、現代にいてもあまり違和感なさそうな感じします。というかむしろ見た時は新しささえ感じました。

 あとは名前。灰谷蘭って、灰の谷に咲いた一輪の蘭………ってコト!?(そこまでは言ってない)。オタク心をくすぐる美しい名前すぎる。というかロングヘアーを3つ編みにした名前が蘭、ってそれだけ聞くと女性かと勘違いしてもおかしくないですよね。この中性的な存在感も人気の理由だと思います。

 すいませんちょっと話し飛ぶんですけど、ずっと面白いなあと思ってたことがありまして。今の二次元ファンって顔が整ってて中性的で華やかな男キャラをギャルって呼ぶの物凄い言葉の意味の広がり方ですよね。多分ギャルって概念的に捉えられていて、顔が綺麗で着飾ってて華やかで明るくて…みたいな概念がいつの間にか男キャラにも適用されるようになって、もはや元の意味のGAL=ガール=女は原型を留めていないのが面白いです。

 なんでこんな話ししたかっていうと、東リベ界隈に「梵天ギャルズ」て言葉があるからなんです。梵天はマイキー率いる反社組織で、「梵天ギャルズ」はその中でも蘭、竜胆、春千代、ココのメンバーをさす言葉みたいなのですが(間違ってたらごめんなさい)。最初はギャルズ…?ってなったんですが、でも確かに見た目皆中性的イケメンだし、お洒落だし、ブランド物身につけてそうだし、元気(に人殴りに行きそう)だし、今では言い得て妙だなあと思ってます。ギャルと呼びたくなるような華やかさが若い女性を惹き付けるのではないでしょうか。

 ここまでつらつらと見た目の魅力について考察してきましたが、中身はどうでしょう。正直、中身の好みって千差万別だからどうかな、世代によって中身も流行りとかあるのかな?と思ったんですが…

 でもひとつ魅力をあげるとするならば、傍若無人で自由人な割に、ちゃんと周りのこと見てるところでしょうか。なんかそこが蘭のキャラクター性に深みを与えてて面白いなあと私は思います。

 あとあれですね、普段飄々としてて他人に全然興味なさそうなのに、弟には対の入れ墨を入れちゃうくらいなにかしらの激重感情抱いてそうなところは、年齢関係なく多くの人の心を捉える要素ではあると思います。これから過去がもうちょっと描かれてそこら辺が掘り下げられる気はするんですよね。どんな経緯であれを入れるに至ったのか、楽しみですね。あと自分が認めた相手にはちゃんと情があるところとかいいですね。いや、情以上の感情かな。梵天のときにイザナのピアス柄を首に入れてたのは結構びっくりしましたね。そこまで慕ってたんかーと。

 また話しそれちゃって申し訳ないんですけど、今一番恐れてるのは蘭もしくは竜胆のどちらかが死んでしまうことです。それをきっかけにタトゥーの話しが明かされそうな気がしていて…それが現実になったら本当に怖いんですけど、でもそこで二人の絆が明かされたら最悪で最高なタイミングだなとも思っていて、自分でも酷いなと思うんですけど複雑な気持ちでいます。二人には絶対死んでほしくない私vsどちらか一方が残されて片方が激重感情を抱えながら生きる姿をみたい私、てかんじです。

 すいません、中身の魅力に話を戻しますね。やっぱり中身の魅力ってなかなかこれ!っていうの出てこないんですよね。基本敵ポジションだからヒーロー的な行動はしないし、かといってめちゃくちゃ強いラスボス的な立ち位置でもないし…

 でもこんなにも多くの人を魅了してるってことは、やっぱり和久井先生のキャラクターを描く手腕が素晴らしいんだと思います。新宿スワンでも思いましたが、めちゃくちゃ悪い敵キャラもちゃんとバックグラウンドや思想が描かれていて憎みたいけど憎みきれないじゃんずるいよー、って感じの絶妙な気持ちに最終的にはなるんですよね。

 だからきっと、灰谷蘭もこれからお話が進むにつれてその魅力と人気の全貌がますます明らかになっていくのだと思います。既に本誌では蘭の色んな表情が見れてますしね。

 これからもストーリーにドキドキワクワクしつつ、推しの人生を見守っていきたいと思います。改めて蘭ちゃんハピバ~🎉

 

 


 

 

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