きのうの友はあすの敵
あの人と比べてなにもできない。あの人より要領が悪いから仕方ない。
こう感じた経験がある人は少なくないどころか、ほとんどの人が一度は感じていると思います。
つい人と比べては、できない自分に落ち込んでどんどんネガティブなっていく…
そんな私が自分と向き合い、本当に比べるべき敵について考えるきっかけをもらいました。
〈つもり〉から抜け出せない
フリーランスオンラインスクールである、SHElikesのイベント【SHE AWARDS 2023】が先月開催されました。
最近入会した私は、SHE Nagoya拠点から初めて参加しました。
そこで行われたのが、キャリアチェンジや起業された受講者などを讃える、５部門のアワード受賞者によるプレゼンテーション。
受賞者の方々が抱えていらしゃる葛藤や、ぶち当たった壁は私には非現実的で、受賞されるべくして受賞されたのだと圧倒されました。
今の状況を打開するために、仕事や子育て・介護で時間に余裕がないなか、
レッスンを受講したりイベントに参加したり。いったいいつ休んでいるのか、想像もできない忙しい生活が、容易に目に浮かびました。
やりがいや夢に向かって突き進み、理想の生活・キャリアを手に入れたストーリーを聞いて、
（あれ、私って(受賞者さんと比べて)何もしてない？つい先月フリーランスになるぞって入会したのに、レッスン動画見てるだけでイベントも碌に参加せず、全然頑張ってないやん。）
とだんだん責められている気持ちになって、自分自身の情けないさでいっぱいになりました。
アルバイトから帰宅しレッスン動画を見て、旦那が帰宅する前に洗濯物を取り込んで夜ご飯を準備して……
自分なりに時間を割いて頑張った。でも、この方達の話を聞いていると、頑張った〈つもり〉で満足し、実際にはもっとできたはずの部分を見て見ぬふりしていたことに気が付きました。
本当に比べるべきは……
どんどん暗くなる私の心に聞こえてきた言葉は、
「人と比べたら絶対負ける」「比べるなら過去の自分」という受賞者さんのプレゼンでの言葉です。たしかにもうすでにできている人と比べて、駆け出しの私が勝てるはずがないのです。この方たちの話を聞いて、過去の私の行動を思い返し反省することで、過去よりも「できる私」に成長するはずです。簡単で近くにあったはずの答えをもらったと同時にひとつ疑問が浮かびました。
落ち込んでしまうのに、なぜわざわざ周りの人と比べていたのか。
この疑問を考えるにあたって、思い出したことがあります。
私の場合、人と比べるのは頑張ったと胸を張れない、何か思い当たる節がある時です。やらなければいけないとわかっているのに、ついついSNSを見てしまう。テレビをつけて見入ってしまう。寝てしまう。私自身が勉強せずにサボったことを後悔しているときほど、失敗した理由を人と比べて、才能の差によるものにしようとする。そうすることで、頑張れなかった自分から目を背け、なかったことにしていました。あのとき頑張っていればもっとできたかもしれない、そう後悔するのが私にとっては、なによりも怖かったのです。自己防衛として人と比べていました。
私も受賞者さんのように、フリーランスになるという夢を持ちSHElikesに入会をしました。それなのに、入会しただけで変われたつもりになり、満足してしまっていました。根本部分は何も変わっていないし、本気で夢と向き合って頑張れていない。26歳にもなってやっと、自分の弱さと向き合う覚悟ができました。
これから待ち受けているもの
SHElikesに入会するときに約束しました。
「私なんて」「私にはできない」と決めつけない。
この約束が目標に向かって進む上で、どれだけ大事で守るべき必要か、SHE AWARDSを通してようやく理解しました。私がいちばん私のことを受け入れてなかったのです。まずは、自分を信じて受け入れる、そこから行動していこうと思います。
今の私には受賞者の方々のように、「こんな壁にぶち当たったけど、試行錯誤して今のチャンスを掴んだ」というようなストーリーが何もありません。それはやはり、私がまだまだ未熟者で努力が足りていない証拠だと思います。受賞者のように、自分の目標のために努力を惜しまなかった方と私自身を比べられるはずもありません。
失敗を恐れている時間があるなら挑戦する時間に変えた方が良いし、そのためにはどんどんコースを受講し知識を身につけ、課題をこなすことで自信をつけるしかないこともわかっています。過去の弱い自分と比べてダメな部分と戦い、成長することでようやく、悩んだり壁にぶつかったりするのでしょう。
とは言っても、すぐに変われるものなら苦労しません。だれの助けも借りずひとりで変わることは難しいです。
ですがSHElikesには月に一度のコーチングで目標や夢を再確認・再設定を行い、具体的なイメージを持つことでモチベーションを保つことができます。画面で動画を見てレッスンが受けられるのは、移動時などのスキマ時間でも受講できて便利な反面、どこか疎外感や孤独を感じることがあります。ですが、こういったコーチングやすでに仕事をしている先輩の話が聞けるイベントが開催されているので、同じように目標に向かって頑張っている仲間と交流することができます。
ひとりでは乗り越えるのが難しい壁も、SHElikesが伴走してくれるので、乗り越えることができるはずです。
人と比べることは悪いことだ、と言わんばかりにここまで書いてきましたが、比べる行為すべてを否定しているわけではありません。周りと比べることで、自分の今置かれている状況を理解したり、活力に変えてより努力する方も大勢いらっしゃると思います。ただ、落ち込んで自己肯定感が下がってしまうようなら、他人と比べるのではなく過去の自分に置き換える。そうすることで、勝ち筋が見つかり、夢や目標に近づいていくのではないでしょうか。偉そうなことを書いていますが、近づいてほしい、近づいてもらわないと困る、という私の希望と願望です。そんな希望を胸に、今一歩勇気を出してとnoteを書いたのです。
ここまで読んでいただいたみなさん、私の一歩を見届けていただきありがとうございます！
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