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体験を経験すること


ひさしぶりの歯医者さん。


「若いうちから歯は大切にね〜」
祖父母の家に行くとなにかと'' 歯 ''の話題で盛り上がる。差し歯に入れ歯、歯の病気。早いうちから3ヶ月に1度のペースで歯医者さんに通うとよいよ〜と念を押される。


わたしは単純なのでその日に歯医者さんへ予約をいれました。そういえば最近行けていなかったな〜、なんて。


あらやだ、急にドキドキが止まらない。
虫歯があったら〜痛いことされたらどうしよう〜、予約の1週間前から胸のざわざわしていて (笑)。


そわそわした気持ちで一週間を過ごし、やっとの当日。気を紛らわすためお皿洗いをしていました。そのとき、ふと思ったんです。


不安なこと怖いこと、挑戦することに抵抗があったとき、その対象の極めて最上級をいちばんに経験しちゃえばよいのではないか、と。
よい、というよりかは、抜け道、みたいな。


不安なことがらの1番怖いところを経験するなんてそんな恐ろしいことはない!とも思うのですが、意外とすんなりこなせちゃったりするもんだと思います。


歯医者さんで言えば、小学生の頃、歯の入れ替わりがうまくいかず、歯茎を削って永久歯を出す治療をしたことがあります。痛くてたまらないのに、痛み止めの粉薬が不味すぎて吐き出してしまったこともありました(笑)。その後も歯並びの治療や、大学生では審美歯科にも通い、治療中はもちろん、治療後すごくすごく痛くて。何ヶ月も耐え抜きました。


あの痛さを経験しているのに、定期検診ごときでわたしは何を怖がっているんだ?!と、急にあっけらかんとしてしまったんです。


結果、痛くもかゆくもなかった(笑)。
ドキドキしていたのがばかばかしく思えてしまうくらい、痛くなかった(笑)。



ちょこっとだけ話が逸れてしまうのですが、
車を運転しているとき、先の方で急カーブが見えてくると、突然ドキドキしてしまうんです。


私の運転さばきであのカーブは曲がりきれるのか?!どうハンドルをきれば、どう減速していけばやさしく曲がれるかな?!


でも、実際にそのカーブを目の前にすると、どうってこと、なさすぎるんです。
ハンドルをどう切るか、そんなこと考える暇もないくらい、ただ道なりに運転すれば曲がれちゃうんです。


ちょっとだけドキドキしながら歯医者さんに行って、待合室に入ると、緊張はするけれどその現場/現実/リアルタイムを感じ取ると、もう後戻り出来ないっていう意識があるからか、意外とその場を乗り切れちゃったりするんです。
乗り切らざるを得ないって言った方がいいのかな。


それが痛い経験、辛い経験だったとしても、いたい!つらい!ってゆう感覚を感じ取れちゃってるからその場は成功とゆうか。
だいすきな芸能人に遭遇した感覚に少し似ているかも。


体験を経験することは、経験を体験しているんです。その感覚が持てれば、案外なんでもこなせるようになる。
こなせる、っていうのは上手にとかカッコよくとか、そうゆうことでは決してなくて。


うまく言葉にできないけれど、とっても、そうなんです。


またまた話が逸れてしまうのですが、
わたし、カフェに入ることが苦手で。
どうやって頼むんだろう。先に席取ってもよいのかな。サイズの言い方ってどういうの?


ちんぷんかんぷん、はじめてのことに対してものすごく不安になってしまう癖があって。
予め口コミを読みあさったり不安を解消するために下見に行ったこともあるくらい。(笑)
そんな自分を変えるためにも、


そうだ!カフェの店員さんになっちゃえばいいんだ!


急にそう思って、わたしはカフェの店員さんになりました。
すごくすごくハードルの高かったカフェ。
未だにどきどきしたりもするけれど、頼み方とかカスタムの仕方とかそうゆうことを、裏側を知ると、少しだけハードルが下がる気がしたんです。


そう、わたしの中でカフェの店員さんってカフェの最上級とみなしてて、未知の世界でかっこよくてあこがれだった。だから、その最上級を経験してみちゃった。


もちろん、アルバイトに応募したときも、面接のときも、はじめて現場に立った時も、何もかもがドキドキハラハラ。
挑戦してみたはいいものの、わたしなんかに務まるのかな?と不安で不安でたまらなかった。


でも、その不安をその現場でリアルタイムに感じ取って過ごしていたら、これまた体験を経験している感覚になっていった。


ちょこっとふしぎな感覚に思えるかもしれないけれど、わたしが出来るんだから、きっとだれにでも絶対にできる、感じ取れるものだと思っています。


体験を経験して、経験を体験する。
この積み重ねで今のわたしが成り立っていて、
体験自体は挑戦も伴うから勇気だったり緊張だったり、失敗だってしちゃう。それがすごく怖かったり辛かったりするけれど、苦手だったことがすこぉしづつ良くなっていったり、マイナスがプラスにぐいーんって近づいていく音が聞こえるんです。


もとを辿ると、その体験すらが怖くて、
ああなったらどうしようこうなったらどうしよう、と物事に対して最悪の場合ばかり想定して行動してしまうから、どんなに小さなことでもはじめてのことは60%くらいでしか楽しめなかった。

そんなおどおどそわそわな自分を変えたくて、ちょっとがんばってみ続けた結果が、今の自分なんです。

それで、基本面倒くさがり屋だから、チビチビじゃなくゴールに走っちゃえっ!と思って、限りなく最上級の怖いことを経験してきた。


なんだろう、それを続けてると、どんなことに対しても冷静に考えることができるようになったり、余裕を持って客観的に捉えることができるようになったり、プラスなことばかりだったんです。


わたしの体験も、たくさんnoteに残していけたらとおもっています☺︎


もしかすると、はたから見ればあなたのA5ランクはわたしのC1ランクだよ!と思う人もいるかもしれないけれど。
🍖


そのひとそのひとで物事に対するハードルの高さは異なっているから、少しでも飛びやすくするために、体験を経験する、ということをぜひ試してみてほしいもです。🍠


少しずつ、すこしずつ。



sheep.



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