犬の優しさと強さ

バイト先に犬は散歩の行き帰りによく寄ってくれた。
俺が企画しているイベントについてのやりとり等で
その企画がどのように進むか責任感を感じつつ、悩んでいたとき、
立ち寄った犬は俺の様子のおかしさに気づき、いつもより長めに滞在してくれていた。そして、出発したけど、やっぱり振り返って戻ってきてくれた。嬉しくて涙が出そうだった。
犬はわかってくれているのだ。ただただ本当に嬉しかった。

また別の日、他の近所のたまに寄っているでかい犬が居た。
彼は温厚で可愛い奴ではあるが、撫でていると「うぅ〜」と怒り出すので、怒りのスイッチが難しかった。しかもでかい、立ち上がったら俺ぐらいあると思う。
そんな中、ある日いつものようにバイト中に、でかい犬を撫でていて、「うぅ〜」と言い出したタイミングで、俺のマイメンが来た。
瞬間的にでかい犬に向かって駆け寄ると激しく威嚇、おそらく噛みついていたw
バイト仲間達は「おお〜めっちゃ強いやんか!」って歓声を上げた。
マイメンは体がその犬の1/4ぐらいしかないが、根性やいわゆる犬同士の階級みたいなものが決まっていたのだろう。
頼もしかったぜ!!ありがとう!

もちろんでかい犬も良い奴ではあるから責めたりしないし、彼なりに思うところがあってだと思うから俺の意見を押しつけない。しかも俺の名前もDon’t Touch Meだから似ているところもあると思うw

そういうエピソードは、今になっても今のことのように蘇ってくる。
親友とはそういうものだ。
それは時間を超える。

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