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にっぽんSAKE紀行 #340-341 能登 池月 天平 和倉温泉 note47

日本酒蔵めぐり、二度目の能登半島は、能登里山空港からバスで南下して、穴水から「のと鉄道能登線」で七尾に向かいます。


穴水駅


のと鉄道 NT211


豊かに広がる田園風景

七尾ではJR七尾線に乗り換え。。


終点七尾


JR七尾線 520系

良川(よしかわ)で乗ってきた電車を見送ります。


良川駅


良川駅

良川駅から平坦な道をまっすぐ歩くこと、約15分。一青(ひとと)にある、日本酒池月の醸造元、鳥屋酒造さんに到着。。暑い。。


鳥屋酒造さんに歩いて向かいます


鳥屋酒造さんが見えてきました


入り口で杉玉がお出迎え


池月のラインアップ

汗を拭きながらお店の方と一言、二言。。「池月って島根にもありますよね」とお話ししたところ、以前先方の蔵元さんが訪ねて見えて、日本で池月の銘柄は二つだけなので、一緒に頑張りましょうとのこと。良いお話しですね。。
池月 吟醸 みなもにうかぶ月 を購入して、これで340軒目を達成です。


池月 吟醸 みなもにうかぶ月

日はさらに高くなり、殺人的な気温の中、良川駅に戻りました。半ばぬるくなった水と家から持ってきた、かすかに冷たさの残る保冷剤で体を冷やしながら帰りの電車を待ちます。
すると、反対側の上り列車接近のアナウンスに続いて、「ハナミズキ」のオルゴールが。。そう、鳥屋酒造さんのある一青は、一青窈さんのお母さんの出身地なんですね。。


電車の接近メロディはハナミズキ

電車に乗って、七尾駅に戻ってきました。ここから市内を歩いて、次の目的地、布施酒造さんに向かいます。


七尾駅


七尾駅近く御祓川と長生橋

しばらく歩いて、天平(てんぺい)を醸す、布施酒造さんに到着しました。


布施酒造さん

この酒蔵さんは古酒(熟成酒)を専門に扱う、ちょっと変わったお店。(お酒を仕込んでから、そのまま熟成させ、3年、5年、10年後に売りに出すのだそうです。)
実は、こちらの蔵はあるメディアの口コミであまり良く書かれていなかったので、おそるおそる店内に入りました。。
おお、中は昔ながらの作り酒屋の雰囲気。。いいじゃないですか。


布施酒造さん、広い土間には車も入る


古酒のラインアップ

備え付けの呼び鈴を押すと、奥からお店の方がいらっしゃって、丁寧に応対いただきました。「試飲ができます」とのお話なので、一通りお酒を利かせてもらって、ワタクシ的には丁度いい感じの3年熟成酒を購入。
ちなみに、応対していただいた方のお兄さんが東京芸大出身で、ラベルなどはその方の作品だそう。。
これにて日本酒蔵341軒目を達成です。それにしても口コミはあてになりません。やはり自分の足と目と舌で直接経験することが大事ですね。

布施酒造さんを辞して、和倉温泉に向かうバス停へと歩きます。。。暑い。。
しばらく冷房の効いたバスに揺られて、和倉温泉の総湯に到着。


和倉温泉総湯


和倉温泉総湯

この総湯はなんと1641年(寛永18年)の創立、今の建物は平成23年(2011年)に再建。とても立派なお風呂です。お風呂の内部は例によって撮影できないので、ホームページから転載させていただきます。


和倉温泉総湯のお風呂(HPより転載)

スッキリした体でバスに乗って和倉温泉駅にやってきました。


和倉温泉駅

駅に着くなり、いきなり土砂降りに。。。危ないところだった。。
屋根のあるホームで穴水行きの列車を待ちます。おお、やってきたのはラッピング列車。(列車の場合は、痛車とは言わないんですかね。。)
花咲くいろは、読んでみようかな。。。


のと鉄道のラッピング車両


キャラクターは花咲くいろは


桜のラッピング

穴水駅に着いたら、雨は上がって少し過ごしやすくなりました。


穴水駅


穴水駅に併設のお土産屋さん、お酒のラインアップ

穴水駅から能登里山空港までは、金沢発珠洲行きの特急バス。乗り場がちょっとわかりずらくて、観光案内所の方に助けていただきました。やってきたバスには思ったよりお客さんが乗っていましたが、席はゆったり。これであとは飛行機に乗るだけです。。。

能登空港に着いたら、航空会社のカウンターあたりがごった返しています。なんと空港付近の雷雨のため、東京からの飛行機が遅れていて、場合によっては引き返してしまうとのこと。。その場合は、欠航。。。その日のうちに東京に帰りたければ、金沢までの特急バスに乗って、そこから新幹線。。近所に泊まりたければ、和倉温泉あたり。。(輪島はお祭りがあってほぼ満室らしい)
うーん、どうしようかな。。。ということで、こういう時は、酒を飲むのが一番。ラッキーなことにレストランに地酒の飲み比べがありました。。


奥能登の地酒 利き酒セット

あいにく今回訪問したところのお酒はありませんでしたが、お酒で能登の雰囲気を楽しむことができました。そうこうしているうちに、東京からの飛行機が遅れて到着。
能登出発も羽田到着も予定よりだいぶ遅れてしまいましたが、無事二度目の能登酒蔵訪問の旅を終えることができました。

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