見出し画像

にっぽんSAKE紀行 #343-344 広島県呉市 三谷春 華鳩 note49

広島空港から直通バスで呉駅にやってきました。最初の目的地は、呉港。旧海軍時代から主要な軍港で、「この世界の片隅に」の舞台にもなりましたね。横須賀や佐世保と違って米海軍は展開していないので、小ぶりな印象を受けますが、かつては大和をはじめとする主要戦艦の母港でもあり、海軍兵学校のあった江田島を向かい側に擁す、まさに海の守りの中心地だったところです。
ということで、1時間に一本出ている「呉艦船めぐり」の船に乗って、30分ほどの港内見学。流暢なガイドの説明でほおおという感じ。


呉駅前行きバス


呉駅


各種艦船を望む


艦船巡りの船で出発


護衛艦さわぎり


練習艦しまかぜ

港内をぐるりと巡った後は、隣接の大和ミュージアムや潜水艦の展示施設の「海のくじら館」は以前、行ったことがあるので今回はパスして、港を見ながらお昼ご飯。。


海のくじら館


大和ミュージアム(右)と呉中央桟橋ターミナル(左)


港を見ながらランチタイム


フェリーの待合室

さて、いよいよ酒蔵訪問です。自衛隊教育隊前のバス停から、まず桂浜・温泉館行きのバスに乗ります。


桂浜温泉館。。温泉、入りたかった。。

桂浜(かつらがはま)は綺麗な砂浜ですね。。。温泉も近くにあるので、夏には海水浴に良さそう。。


砂浜の美しい、桂浜

桂浜温泉館から今度は宮ノ口行きのコミュニティ・バスに乗り換えて、室尾バス停で下車。
林酒造は昔ながらの瀬戸内の街並みの奥にありました。細い路地に囲まれて、どうやって出荷するのかと訝られるほどです。


室尾遠景


室尾の街並み


林酒造

ちょうど蔵の方と出会って、事務所の中に。。
実はこの蔵のことは、今回呉に来ようと思い立つまで知らなかったのです。呉付近にどんな蔵があるかを地図で調べているうちにたまたま見つけたのですが、公共交通機関ではなかなかアクセスが難しい。。いろいろと調べてバスを乗り継げば来れることがわかったという具合。。。ちなみに、Google Mapでは(公共交通機関では)日帰り不可能となっていたくらい。まさに「意志あれば道あり Where there is a will, there is a way」ですね。
こちらのお酒、三谷春も当然飲んだことがなく、蔵の方からフランスで賞を取ったと表彰状を見せていただいた時も、「ふーん」という感じだったのですが、買って帰ったお酒が美味しくてびっくり。広島のお酒、侮ってはいけません。。。
ということで、343軒目の酒蔵訪問を達成!!


林酒造


林酒造(三谷春)


林酒造

帰りのバスに乗って、今度は榎酒造に向かいます。音戸市民センター前のバス停で下車して、歩いてすぐのところ。。


榎酒造


榎酒造


榎酒造

榎酒造は貴醸酒で有名な華鳩を醸しています。甘いお酒が好きなワタクシはこちらはずいぶん以前から知っていましたが、辛口の本格的なお酒も美味しいんですよね。
貴醸酒にしては珍しいにごり酒の「清盛」と、華鳩 こいおまち純米吟醸をゲットしました。
こちらで日本酒蔵探訪、344軒目となりました。


榎酒造店内


榎酒造店内


榎酒造店内

市民センター前のバス停に戻って、音戸の瀬戸を通る船を眺めながらバスを待ちます。
この音戸の瀬戸は、倉橋島(かつては半島だったのか?)を迂回することなく広島と岩国方面を結ぶために、平清盛が作ったと言われていて、完成間近、日が沈みそうになるのを、清盛が金扇を広げてお日様を戻して間に合わせたという伝説があり、このバス停の近くには清盛塚が設けられています。ことの真偽は定かではありませんが、早い潮の流れを、交互に行き交う船を眺めていられるのは船好きにはたまらない魅力です。。


音戸の瀬戸と音戸大橋

鉄道ファンなら「たっぷり鉄分を吸収して」ですが、ワタクシの場合は、たくさんの船を見て満足して、広島空港に戻りました。

広島空港では尾道ラーメンを食べようと楽しみにしていたのですが、残念ながら売り切れ閉店。。。でもここにはありがたいことに日本酒の立ち飲み屋さんがあるのです!!
今回のチョイスは利き酒セットひやおろし。。。


広島空港内 立ち飲み「福」


立ち飲みセットメニュー


冷蔵庫をチェック

やっぱり広島の酒を飲まずに帰るわけにはいかないですよね!
ということで、広島の呉と倉橋島の旅、いかがでしょうか?
三谷春と華鳩、二つの銘酒を産む倉橋島、また行きたいなあ。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?