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にっぽんSAKE紀行 旭川 note 70
岐阜・中津川にあった三千櫻酒造が旭川に移転した時から、いつかは行ってみたいと思っていました。しかし、旭川空港から蔵までの交通手段が分からず、歩くと2時間以上かかるので、どうしたものかと悩んでいました。ワタクシの旅のポリシーはレンタカーは使わない、タクシーは最低限にとどめる。
ある日ふと近くの町までならバスで行けるのではないかと、地図で見つけた東川町への便をチェックすると、やったー、便数は少ないものの旭岳行きのバスが通っていることを発見しました。東川の中心部からだと蔵まで歩いて40分ほど。なんとかアクセス出来そうです。
さらに考えを巡らして、ひょっとしてレンタル自転車もあるんじゃないかと調べてみると、ハッキリはしないものの、なんかありそうな気配。まぁ現地に行って、もし自転車がなければ、歩けばいいや、というノリで格安航空券をゲット。
いよいよ待ちに待った旭川行きフライトに搭乗です。羽田を朝7時に出発。飛行機はAir Doのポケモンジェット。
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順調に到着して、1時間ほど待って旭川空港発旭岳行きのバス「いで湯号」で、道の駅ひがしかわ道草館に向かいます。
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道草館に入ってみると、地元の物産品がいろいろ揃っている様子。今回のお土産はここでゲットしようと思いながら店内を見回しても、貸自転車のカウンターが見あたりません。お店の人に伺うと、「アプリをダウンロードすれば良いですよ」と謎のアドバイス。「こちらにどうぞ」ということなので、お店の外について行くと、今流行りのレンタルサイクルの仕組みですね!そこで「私たちはサポートできないので、あとは頑張ってね」と、無情にも放置されてしまいました。アプリをダウンロード、クレカを登録、鍵の開錠など、あれこれと貸し出し手続きをしてみると、一度経験するとあとは楽ちんですね!何事も経験だと、改めて思ったクラゲであります。
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北海道の道はほとんど碁盤目で、しかもこの辺りは平なので、快適なサイクリング。追い風参考で10分ほどで念願の三千櫻酒造に到着。まだ真新しい感じです。
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お店に入るとお酒がずらり。試飲もできるようですが、今日は自転車なのでパス。ちょっと残念。飲んだことのあるお酒が揃っていて、可愛いラベルもあったりと目移りがします。けっきょく絞りきれずに6本を購入しました。蔵巡りでは、最大の買い物になりました。これで、375蔵目を達成です。
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蔵を出て、道草館に戻るのですが、向かい風が強くて冷たい。自転車が電動アシストで助かりました。旭川駅方面に向かうバスの時刻まで時間があるので、ちょっとオシャレなカフェ、ロースターコースターでホットチョコレートを一服。冷えたカラダを温めます。北の町でいただくホットチョコレートって、良き。
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道草館で地元のラーメンをお土産に買って、バスで旭川市内に向かいます。バスを乗り継いで着いたのは男山酒造の酒造り資料館。おお、新しい資料館を工事中ですね。
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男山はもともと1887年創業の山崎酒造でしたが、木綿屋本家から「男山」の正統を伝承。この謂れも含めなかなか充実した展示で、大いに勉強できました。
もう自転車を返したので、ここでは心置きなく試飲ができます。甘口のお酒もありますが、やっぱり男山は辛口ですね。蔵元限定にも心惹かれますが、やっぱり一番の大辛口をゲットです。これで日本酒蔵元訪問376軒目を完了です。
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さて次は、旭川のランドマークの一つ、旭橋に向かおうと、バス停で待つも、予定時刻を過ぎてもバスが来ません。バス停では何人かの人がヤキモキしながらバスを待っています。うーん、きっと遅れて来るバスは混んでいるだろうな、それに途中で乗り換えて、そこから歩かないといけないし、とだんだん考えが軟弱になって、ついにGOすることに。こういう時、めちゃ便利ですね。
タクシーで旭橋のたもとに到着。立派な橋ですね!撮影しながら橋を渡ると、今日最後の目的地、焼き鳥のぎんねこはすぐ近くです。道すがら常盤公園に寄ってみたら、なんと素敵な景色。しばらく木洩れ日の中に佇んで水面を眺めます。北国の初夏は天国のようですね。
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ついに目的の焼鳥専門ぎんねこに到着。幸いカウンター席が空いてました。名物の新子(しんこ)焼きを塩とタレのハーフアンドハーフで注文です。(新子焼きとは若鶏の手羽を含む半身を焼いたもの。寿司のシンコから名前が付けられたとのこと。)焼き上がるまでのあてに、カブのビール漬けを注文したら、でかい。これはご機嫌です。日本酒はまずは男山!
新子焼きが出てきたところで日本酒もおかわり。うーん、満腹、満腹。
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うまい焼き鳥と漬け物で日本酒を堪能して、ぼちぼちと歩いて旭川駅から帰途につきました。
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旭川の町も少しずつですが土地勘が生まれてきたので、次回はいよいよ旭山動物園に行こうかと思っています。もちろんその時も旅のお供は日本酒。楽しみだなぁ。
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