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医療業界未経験のディレクターの入社1ヶ月のキャッチアップについて 〜ジョブメドレー編〜

こんにちは。メドレー採用担当の深澤(@fkzwhsm)です。
面接や面談で「医療領域の知見や経験がないのですが大丈夫ですか?」とご質問をいただくことが頻繁にあります。そのたびに「一定の知識などキャッチアップしていただく必要はありますが、社内には医師・元医療従事者が多く在籍しているので、必要な時は専門家のアドバイスをもらいながら業務を進められます」と回答してきました。とはいえ、「一定のキャッチアップ」が果たしてどの程度か気になりますよね。

そこで、今回はジョブメドレーのディレクターチームに医療業界未経験でご入社された方の入社1ヶ月間にフォーカスしてお伝えします!

入社初日

全社で行っている入社オリエンテーションや、情報セキュリティ研修、コンプライアンス研修を受けていただいた後に、各部署へ配属となります。
ジョブメドレーのディレクターチームは、ご入社いただく方、一人ひとりに「〇〇さんにお願いしたいこと」というConfluence(社内wiki)が用意されていて、期待する役割や、想定のロードマップ、キャッチアップしてほしいことのタスクリストなどがまとめられており、その資料を元にチーム内でのオンボーディングが実施されます。

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ご入社前の選考時にすり合わせている内容もありますが、このようなオンボーディングを行うことで入社初日の不安が軽減されると思いますし、ドキュメントでまとめられていると、後から見返すこともできますね。

内容としては、

・導入説明 / 心構え
 -業務進行上、お願いしたいこと
 -問題ない範囲で情報はオープンな場に記録することを徹底しているため業務上のDMは禁止。「仕事は非同期で、雑談は同期で」など
 -プロダクト理念、事業計画やKPI、チームや会議体について
・期待する役割と想定ロードマップ(〜6ヶ月)
・入社1ヶ月のキャッチアップタスク
 -事業・業界・職種理解のための読み物系タスクから、セールスや原稿制作のチームなど各チームへ業務体験を行って業務理解を深めるものなど、全部で17項目!

入社1ヶ月のキャッチアップタスク

ここからは、入社1ヶ月のキャッチアップタスクの詳細をご紹介します。

1.医療介護業界・取り扱い職種について知る

入社時には医療介護業界や取り扱い職種についての知識がないことがほとんどなので、まずは医療介護業界・取り扱い職種について学んでいただきます。ジョブメドレー内のオウンドメディア「なるほど!ジョブメドレー」の過去記事やConfluenceにまとめられた資料を読んでいただいて理解を深めていただきます。ジョブメドレーでは取り扱い職種が50職種以上あるため、職種を理解するだけでもなかなかのボリュームですが、今まで運用していく中で蓄積されてきた資料があるので安心です。

2.サービスについて知る

業界知識を学んだ後は、サービスについて知っていただきます。
ジョブメドレーの求職者・事業者・社内で使う画面のQA(テスト)環境を実際に使用していただきながら、気づきをまとめていただきます。初めてサービスを利用した際の気づき・感覚は慣れてくると薄れてしまうものなので、今後のサービス改善にも活かせるようにドキュメントに残してもらいます。

3.求職者・事業者と各チームの運営について知る

サービスについて理解を深めた後は、求職者・事業者、各チームの運営について知っていただきます。実際にサービスを使ってくださっている求職者・事業者、各チームの運営や業務内容について知らないと的はずれな企画になってしまう場合もあるため、ディレクターはそれらについてよく知り、手触り感を持ってイメージできることが重要だと考えています。
そのため、過去のユーザーインタビュー動画を見たり、転職体験談を見たりすることで求職者を知り、営業電話の録音や営業同行などを通じて求人を掲載いただく事業者・各チームの運用について理解を深めます。また、求人原稿の制作チームでの業務体験も行ってもらい、求人原稿の作成フロー・ルール等についても理解を深めていただきます。
業務を把握することはもちろんですが、他部署にどんなメンバーが働いているか触れる機会にもなっています。

4.使用ツール・実務の流れについて知る

Google Analytics・BigQuery・GitHubなど企画・開発の業務において使用するツールを確認していただきます。
Google Analyticsは、全員の知識の土台を揃えるために、改めて基礎をおさらいしていただいています。教材としてもハードルとしてもちょうど良いので Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)を取得しています。

BigQueryはテーブル構造を確認しつつ、実際にデータを出してみてもらいます。もしSQLのご経験がない場合、社内にある書籍や過去開催された勉強会の資料を見ながら勉強していただきます。
また、開発の管理はGitHub Issueで行っているため、過去の企画内容やエンジニア・デザイナーとのやり取りを見ていただきます。
並行して、プロダクトメンバーが参加する定例にも出席してもらい、KPIの達成状況や各プロジェクトの進行状況についてキャッチアップしてもらいます。

1〜4のキャッチアップタスクが終わると、まずは小さめのissueを担当していただき、企画・開発・リリース・効果測定の一通りの流れを掴んでいただきます。1ヶ月目以降は、自身で企画を立案したり、プロジェクトのメインディレクターとして担当してもらったりします。

入社1ヶ月間のキャッチアップタスクについてメンバーの感想

・知っているようで知らなかったことを、一掃できるいい機会だった
 -Google AnalyticsやBigQueryなどの技術的な部分
  1ヶ月間でしっかり理解できていなかった部分を調べ尽くすことができ、不安感を拭ってから業務にコミットすることができた
 -医療介護・美容ヘルスケアなど取り扱う職種について
  -自分が利用したことのある病院や美容ヘルスケア分野の施設についてはさらに良く知ることができ、あまり関わりのなかった職種に関しても深く知ることで身近なものに感じられるようになり、より利用してくれる方の目線に立ちやすくなったと感じた
・新型コロナウイルスの影響で全社的にリモートワークで勤務していた時期に入社したため、対面でのオンボーディングやレクチャーができなかったが、困ることはなかった
 -分からないことはslackやmeetですぐに聞くこともできるが、なるほどジョブメドレーで書かれた詳細かつ専門的な情報や、社内Confluenceに蓄積されている情報を調べることで解消される疑問も多く、当初は長いと感じていた1ヶ月もあっという間に過ぎていった
 -日報に疑問点や不明点を記載するとコメントでアドバイスをいただけたり、週に1度マネージャーとの1on1があったりすることで、困りごとを溜め込んだり、分からないことをそのままにして認識齟齬がいつの間にか大きくなっていた、といったことはなかった
・キャッチアップ期間がなければ、入社して数ヶ月経った今もキャッチアップが続いていたんじゃないかと思うほど、理解・把握すべき点が多い
 -日々改善やリリースが行われており、入社時にキャッチアップした内容もどんどん変わっていっているが、なぜその機能を作ったのか?なぜ改善を行う必要があったのか?などの前提が分からないと、企画の必要性が分からなくなってしまうので、1ヶ月でインプットしたことすべてが業務に活かされていると思う

1ヶ月間のキャッチアップ・業務体験の背景・目的

まとめてみると、かなりの情報量の研修や業務体験だと感じましたが、ご入社後1ヶ月間、このようなオンボーディングを行っている背景をマネージャーの澤渡に聞きました。

「ディレクターとして、ジョブメドレー事業のミッションとプロダクトの成長のためには、組織や職域に囚われず越境して考え、業務を推進することが重要です。また、ジョブメドレーは求職者・事業者・社内オペレータ の3種類のユーザーにサービス提供していて、それぞれについて詳しく実態を把握していなければ施策を考えることは難しいですし、不明点があるたびに0から聞きに行くのではなかなかスピード感も出ませんよね。

ご入社から1ヶ月間、しっかり時間を使って、自分がサービスを届ける人たちと直に接してユーザー/カスタマーイメージをしっかり掴んでほしいと考えていますし、研修を通じて全体理解することが長期的には施策のクオリティアップ + コミュニケーションコスト削減につながると考えています。また、事業を動かしている人への尊敬を忘れないという意味でもこの研修は重要だと考えています!」

いかがでしたでしょうか?少しでもメドレーにご興味をお持ちいただけましたらこちら、もしくはTwitterでDMください!カジュアルにお話しましょう!