医療業界未経験の中途入社者インタビュー。カスタマー価値を追求しながら働く、そのやりがいとは?
メドレー採用担当です。
メドレーの社員は2023年末に従業員数 1,105名(グループ連結)となり、事業成長に伴い組織も拡大しています。
この規模の組織になるとメドレーは大企業だと思われるかもしれませんが、今回ご紹介する医療プラットフォーム本部は、まだまだベンチャーフェーズの事業ばかりです。
例えば、クラウド診療支援システム「CLINICS」を提供するCLINICS事業部は約60名、かかりつけ薬局支援システム「Pharms」を提供するPharms事業推進室と、クラウド歯科業務支援システム「Dentis」を提供するDentis事業推進室は約10名ずつの組織規模ということもあり、一人一人が裁量権を持ち、事業を作り上げていく手触り感を持ちながら働いています。また、医療業界出身者が多いと思われることがありますが、様々なバックグラウンドのメンバーが活躍している点も特徴です。
そこで今回は、医療業界未経験ながら医療プラットフォームで活躍している3名の中途入社者に、ベンチャーフェーズならではの成果を出すための工夫や苦労、業務のやりがいなどをインタビューしました。
話を聞いた人
メドレーに入社を決めた理由
ーーまずは、みなさんのメドレー入社前のキャリアと、メドレーに入社した理由を教えてください。
池辺さん:
前職はメガベンチャー企業の新規事業における法人営業を担当していました。新規営業担当として自社サービスを提案する仕事は面白かったのですが、販売後のサポートまで関われない環境にもどかしさを感じており、販売後もサポートできるサービスを提案したいと思っていました。その当時コロナ禍で、総合診療アプリ「CLINICS」のオンライン診療サービスをユーザーとして利用したことがきっかけでメドレーには興味を持ちました。ユーザーにとって使いやすいサービスを開発している会社なら、お客様の声を拾ってサポートしたり、サービス改善をし続けたりすることを大切にしているのではないかと感じて入社を決めました。
河野さん:
私は、前職は損保会社の法人営業として働いていました。仕事は楽しかったのですが、大手企業だったこともありルール通りに動いていくことが推奨されており、徐々にその働き方を窮屈に感じるようになりました。そこで、もっと裁量権を持ちながら働ける環境で営業として経験を積みたいと考えるようになったんです。
また、社会保障制度への不安があったり、医師である兄からDX化が進まないことでの業務逼迫の話を聞いたりしていたことから、医療業界に対して課題を感じていました。そのため、「医療業界にインパクトを起こせるような事業 × 組織規模が小さく、変化の余地が大きいベンチャー企業」 という軸で転職活動を行ううちにメドレーに出会い、選考を通して出会った人に魅力を感じて入社を決めました。
中川さん:
私は飲食店向けの広告営業として働いていて、新規営業から広告ページの作成まで一貫して担当していました。前職もベンチャー企業だったので、業務の幅も広くやりがいもあったのですが、もっと自分にとって身近な課題の解決に向き合いたいと感じていました。キャリアに悩んでいた時期に、元々同じチームで働いていた信頼する先輩に相談したところ、メドレーを紹介してもらい、事業の社会貢献性と一緒に働く人に魅力を感じてリファラルで入社しました。
医療業界未経験で成果を出すための工夫と苦労
ーーみなさん、ありがとうございます。医療領域への課題意識や興味があって入社されたと思いますが、医療業界未経験での挑戦は苦労もあったと思います。入社してから苦労したことや、成果を出すために工夫していることはありますか?
池辺さん:
最初は、専門用語のインプットに苦労しました。会社でオンボーディングのために用意されている資料以外にも、定期的に国が出している資料などを読んでトレンドや制度などインプットする必要があるのですが、前提知識がない中で資料を理解することが難しかったです。今でも、例えばGoogleアラートで「オンライン診療」「メドレー」などのキーワードを登録して自然にインプットできる仕組みを作って日々勉強しています。毎朝情報が入ってくるので、重要な情報はチームにも展開しています。
中川さん:
池辺さんが言うように、常に勉強し続ける必要がある点は今でも苦労しますね。私のチームでも毎日の夕会で最新情報をインプットしあっています。
医療業界は2年に1回制度改定があるので、その内容によっては今までの提案内容を180度変える必要性が出てきます。マーケット情報を常にキャッチして動かないといけませんし、制度改定内容を正しく理解して事業に落とし込むことは難易度も高いです。ですが、そういうタイミングがあるからこそ自分たちの提案を見直すきっかけになる点は面白いですし、改定を見据えて提案していたことが、実際に制度で反映されていくこともあるので、先を読んで社会貢献をしていくところにもやりがいを感じています。
ーー日々の勉強だけではなく、制度改定に合わせて提案内容を大きく見直していくこともあるんですね。
中川さん:
そうですね。その際、日々お客様と向き合っているメンバーから意見をもらうことを大切にしています。リーダーやマネージャーなどの役割に関係なく、お客様にもっと良い提案をするにはどうすればいいかという視点で話し合うことが多いです。また、セールスチームだけでなく、カスタマーサクセスとも会話して、スムーズな運用を見据えた提案内容を考えることも大切にしています。
池辺さん:
私たちが扱うサービスはバーティカルSaaSなので、専門的な話も理解しながら課題を深く捉えることが大事ですよね。ただ、知識ばかりあっても良いわけではなく、お客さんのことを深く理解して、コミュニケーションをしっかりとって、良い提案をするための対策の一つとして常に勉強しておくことが重要だと思います。
ーー河野さんはいかがですか?
河野さん:
私は、IT系企業での業務が初めてでシステム販売の経験がなかったので、その点で苦労しました。私が販売している「Dentis」は歯科医向けの業務トータル支援システムで、基幹システムからWeb予約・オンライン診療などの幅広い機能をパッケージとして提供しています。
そのため、サービスの仕様やシステム連携における確認事項があるのですが、確認すべきことを確認せずに提案してしまったことがありました。お客様にもカスタマーサクセスチームにも迷惑をかけてしまって、当時は本当に反省しました。
ただ、この件がきっかけで、営業とカスタマーサクセスで定期的に会話する体制を作り、今ではカスタマーサクセスと連携しながらお客様に提案することができています。
カスタマー価値を追求するために、役割やチームを超えて連携する
ーー3人の話を聞くと、お客様のために真摯に向き合う姿勢が伝わってきますね。
河野さん:
適当に仕事をしてお客様に迷惑をかけてしまうことは絶対に避けたいと思っています。なので、社内でお客様への対応で疑問に思うことがあればしっかり確認しますし、過去にはお客様の対応について社員同士で議論を超えて喧嘩したこともあります(笑)。
それぞれがお客様のことを真剣に考えているからこその出来事でしたが、このように一人一人が責任感を持って働いているところは、メドレーの良いところだと感じています。
中川さん:
セールスとしてはお客様にできるだけ良いサービスを提案していきたいと思うのが当たり前ですが、その点、毎週のようにプロダクトが進化していくのはありがたいですし、とても心強いです。
例えば、私が提案しているかかりつけ薬局支援システム「Pharms」は最近Uber Eats と連携して処方薬の当日配達サービスの提供を開始しました。今まではオンライン診療終了後に自宅に薬が届くのは早くて翌日〜2日後でしたが、当日配達サービスの提供が始まってからは、オンライン服薬指導後約30分で自宅に薬が届きます。この進化ってすごいですよね。
医療業界はテクノロジーの進化が遅れている業界ですが、開発チームとの密な連携によって薬局や患者さん双方の課題に応えるサービスを提供できているので、提案していてとても楽しいです。
池辺さん:
確かに、開発チームも含めて全員がお客様のことを考えている点はメドレーの良いところですよね。私がカスタマーサクセスを担当しているオンライン診療システム「CLINICS」でも今まではカスタマーサクセスから開発チームにお客様の要望を伝えていく動きがメインでしたが、最近は営業からも開発チームに要望を伝えて、改修に繋げてもらいやすい体制に変化しました。これによって、営業担当からすると本質的な課題解決に向けて自社サービスを提案できている実感を持てますし、今は無い機能でも今後改善していくサービスと思うと、自信を持って提案することができると思います。
こんな人と一緒に働きたい
ーー最後に、みなさんからみてメドレーの医療プラットフォーム本部にマッチしている方や、どんな方と働きたいか教えてください。
河野さん:
周りを頼りながらも自分で考えて動いていける方はマッチしていると思いますし、一緒に働きたいです。
メドレーの良いところの一つは、入社歴に関係なく対等に意見交換できるところです。役員との距離も近く、業務の相談はもちろんキャリア相談をすることもできるので、うまく周りを頼りながら動いていける方は働きやすいと思います。私もキャリアに悩んだときに、他部署の役員に1on1を依頼して真剣に相談に乗ってもらったことがあります。そのときに、やりたいことを叶えるためにはどんな経験を積んでいくと良いのか教えてもらい、目の前の仕事を頑張るモチベーションにも繋がりました。
中川さん:
メドレーの中でも医療プラットフォームはまだまだベンチャー規模の事業で、変化が大きい環境なので、それを楽しめる方と働きたいです。私も入社してから部署異動や新規事業立ち上げなども経験させてもらって、その度に新しい仕事を覚えるのは大変ですが、事業成長のスピードに合わせて自分も変化しないといけないと思っています。
あとは、粘り強く成果にこだわる方と働きたいです!
池辺さん:
なにか課題があったときに、それを放置せずに自分なりに改善していける方はマッチしていると思います。私は去年リーダーになりましたが、メンバーのときに業務の進め方やお客様への対応など、対応に迷ったり困ったりした経験を生かして、今のメンバーが働きやすいように業務改善に取り組んでいます。変化が大きい環境だからこそ課題も生まれやすいですが、そのときに誰かが変えてくれると思わず、自分で変えていくために提案していける方と一緒に働きたいです。
ーーありがとうございました!話を聞いていて、池辺さん、河野さん、中川さんのような方と一緒に働きたいと思ってくれる方も多いんじゃないかなと思いました。ぜひこの記事を読んで興味を持った方に応募してもらいたいですね!
メドレーでは、各ポジションで新しいメンバーを募集しています。
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また、以下の記事は医療プラットフォーム本部の本部長であり、メドレーの上級執行役員でもある中村による記事です。興味を持った方は覗いてみてください。