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2010年頃に考えてた、デジタル化された交通広告の進化について

思い出したのでメモ。

G社辞めてしばらく経った2010年〜2011年頃、とある鉄道系広告会社の人々に、役員含めて「今後、交通広告はどうしたら良いか?」のディスカッションして欲しい、と呼ばれたことを思い出した。

でも、話をした内容については役員含む出席者の絵空事のように受け止められたし(そもそも理解されてなかった可能性も)、その後何も動くことがなかったんだけどね。残念ですが。

その時、伝えたのが以下の通り。

1)広告枠のオンライン販売

2)クリエイティブ(広告素材)のオンライン入稿

3)Webカメラx顔認識を用いた広告リーチの効果測定システム=広告が映し出された画面の方を向いた人について、年齢と性別を認識してレポーティングする

4)3)のデータと曜日・時間帯・天気予報を用いた、広告リーチの予測システム

5)掲出場所を選んで買えるロケーションターゲティング

6)3)〜5)を用いたターゲティング=広告枠の買付(例えば、リーチしたいデモグラを選ぶと、それに最適な時間帯とロケーションを提示してくれて買い付けることができる)

7)6)をオークション形式にすること(人気の時間帯

など、だった(他にもあるがそれはここでは書かないということで)。

これらの仕組みはネットの広告プラットフォームの企業が実現しようとしているが、鉄道系広告会社がそれらと組んで共同出資で運営会社を作るべきだった(あるいは、作るべきだ)と思う。

交通広告の価値づけに、無理矢理とってつけたような理屈は不要。

視認された広告が計測でき、そしてどのような人々が広告が掲出可能なサイネージの前を通るのか? それらが分かれば、買う側にとって、買う理由が明確になるのだから、そうした仕組みを準備しさえすればよいのだ。



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