【走り書き】coproductionとcocreation。その違いと誤用について。

「coproduction」と「cocreation」の違いについて結構聞かれるので以下に。

お客さんと企業が協働してなにかの商品やサービスを作り上げるのはcoproduction。

一方、企業とお客さん(ないしは売り手と書いて)がどちらもactorとして、どちらかが欠けると生み出されないような「価値の創出」がcocreation。

前者なのにcocreation=共創という誤用がマーケティング界ではあちこちで見られる。

特に、コミュニティとかソーシャルメディア界隈で多い。

企業がお客さん集めたコミュニティ作って声聞いて何か作るようことやソーシャルメディアの声拾ってうんぬんってのは、coproduction。つまり「共同開発」。

まあ「共創」っていう言葉の耳障りはいいのはわかるけど、「価値の創出」ができてない、単なる製品開発プロセスにお客さんの声を入れたものを「共創」というのは正しい使い方ではない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?