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井の中の蛙大海を知らず。ホントにダメなの??

こんにちは!ライターの小池です。

4月4日(日)から始まったラジオ番組「ケロケロ見聞録」。6月放送まであと6日です。

ラジオ番組「ケロケロ見聞録」は、 まだ社会を知らない大学生が、社会課題を議論し、すでに社会に出たゲストからアドバイスをもらいつつ議論を深めていく番組です。

井の中の蛙(学生)大海(社会)を知らず。だからこそ、社会に出た人からのアドバイスをもらいながら、学びを深めていく。

このコンセプトのもと、ケロケロ見聞録という番組名になりました。

今回の記事では、「井の中の蛙だとホントにダメなのか」という私の純粋な疑問を紐解いていきたいと思います。

私がこの疑問を持ったのは「Peace Hill 天狗と呼ばれた男 岡部平太物語」を読んだことがきっかけです。ご縁があって作者の橘京平さんにお会いし、この本を知りました。

福岡県糸島郡(現在の糸島市)に生まれた岡部平太は、子どものころからずば抜けた身体能力をもっていた。彼の人生の軸には常に柔道があったのだが、野球、テニス、相撲、将棋など数多くのスポーツを経験し、常に新しいことを知ろうとした。そんな彼は、柔道の恩師、嘉納治五郎出会い、もっと世界を知りたい、もっとスポーツを学びたいと思うようになり、渡米することになった。表舞台になかなか出ることはないが、渡米、そしてその後の海外渡航の経験から、日本にスポーツの科学的見方を導入した第一人者である。そして「いだてん」で知られる金栗四三とも、お互い影響を与えあっていたというほど交友関係は広く、影響力も大きい人であった。そんな彼、平太の力強い生涯を描いた物語である。

大体のあらすじを書いてみました。このあらすじからも分かるように、岡部平太は常に自分がまだまだである認め、もっと外の世界を知ろうとしています。まさに井戸から出ようとする蛙のような人です。

「どげんかなる、どげんかする」をモットーに、すぐに行動に移す岡部平太からは学ぶことが数多くあります。今後社会に出ていくうえで必要なパッションや教訓を教えてくれます。

そんな意欲的な彼を表す言葉を以下に引用しました。

自分が知らんことばかりでした。井の中の蛙大海を知らず、です

渡米中の平太の言葉です。平太の渡米を資金的に支援した内田という男は、平太の言葉にこう続けます。

そうか。せやけど、その諺には続きがあるんや。されど空の深さを知る、や。狭い世界で道を突き詰めれば深いところに到達できる、ちゅう意味なんや

内田の言葉に私ははっとさせられました。
平太を代表とした大海にでる行動、心意気はもちろん大切なことです。
ですが、今いる場所で最高のパフォーマンスをすることも重要なのではないでしょうか。

もちろん今後社会に出ることを見据えて、大海を知ることは必要です。ここに注目してこのラジオ番組ができているのですから…。
大学生は社会をまだ知らない。という声を多く聞きますが、大学生の強みは専門分野をしっかりと学んでいるところにあると思います。空の深さを知っているのです。例えば、研究者は自分の専門は誰にも負けないぐらい突き詰めていますよね。スポーツ選手もスポーツに関しては誰にも負けない努力と結果を残しています。

井戸の中で最高の状態を作り上げてこそ、大海に出たときにより輝けるように感じます。平太は「柔道」を中心として武道、テニス、野球などを日本(井戸)で極めてから海外(大海)に旅立ちました。彼にとっては、実力が足りない、何かが足りないから外で学びたかったのかもしれませんが、足りないと気が付くことができたのは、平太がその分野を極めたからだと思います。

井の中の蛙大海を知らず。されど空の深さを知る。

私は二文でやっと一つの意味を持つように感じました。どちらか一方では平太のように、今まで日本になかったスポーツ科学の考え方を取り入れ、スポーツ界に変革を起こすことはできなかったでしょう。

私たちはラジオ番組「ケロケロ見聞録」を通して、大海を知るだけでなく、現在いる井戸の中でなにかを極めることも平行して行う必要があります。

ただ知らなかった社会の一面を知るだけでなく、今いる場所で最高のパフォーマンスをする。これが今後ラジオ番組「ケロケロ見聞録」で求められていることだと思います。

パーソナリティ、アシスタント、そしてmedien-lienのメンバーの今後の成長を楽しみにしながら、皆さんも社会を知り、行動に移せるきっかけをつくってほしいです!

広く浅くなのか、狭く深くなのか、自分の目指す目標によって変わると思います。
今回の記事で今の自分はどういうタイプなのか、そして社会を知らないからといって必ずしも悪いことではない、と気づいてもらえれば幸いです。

それではまた~🐸

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