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入退院支援のメリット

今回は全般的に入退院支援システムを構築している医療機関向けのお話です。

■入退院支援のメリット

言わずもがなですが、入退院支援業務を強化することには様々なメリットがあります。

ぱっと思いつくだけでも下記のようなメリットが思いつきます。
・平均在院日数の短縮
・働き方改革・医師や職員の業務効率化
・患者満足度の向上
・地域包括ケアシステム・地域連携の強化
・ベッドコントロール効率化
・入退院支援加算等の収益向上

どれも魅力的ですね?

せっかく入退院支援の専門部署を構築し、経験豊かな看護師さんやソーシャルワーカーさんを雇用するのであれば、全てのメリットを享受できるような仕組みにしたいと考えるのは当然です。

しかし、断言しますが、上記全てのメリットを享受することを目的として仕組みを構築しようとした場合、入退院支援部門の構築にはかなりの苦労を伴いますし、結果的に中途半端なシステムになってしまいます。

そのため、私は入退院支援システム構築の目的を設定する場合、その数を最大で二つまでにしてもらいます。
目的が少なければ少ないほど、運用の構築はスムーズです。ビジョンは共有しやすく、スピーディーに検討が進むためメンバーのモチベーションも高い状態で維持できます。

目的が多ければ、運用の構築は難航し、メンバーそれぞれのビジョンが交錯し、検討は遅々として進まず、メンバーのモチベーションは下がりやすくなります。

メンバーのモチベーションが高い状態で運用構築が完了した場合、その後も主体的に業務改善に取り組み、その結果、優先度が低かったほかの目的も達成しやすくなるのです。

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