医療経営士として独立を目指す方へ

医療経営士の資格を取得して思うことについてお話しします。

独立を考えるにあたって、医療機関は医療経営士によるコンサルを必要としているのか?という疑問が湧いてきます。

そこで、病院やクリニックを経営する院長先生はどのような本を手に取って読んでいるのか気になり、何冊か経営に関する本を読んでみました。

そこには当たり障りのない内容ばかりが綴られていました。

例えばこんな具合です。

・患者さんの待ち時間を短くしましょう。
・予約システムを取り入れましょう。
・診察はパソコンを眺めるのではなく患者さんの目をみて診察しましょう。
・受付の態度はとても重要ですので、社員教育をしましょう。
・口コミは生命線です。etc...

驚きですが、こんな内容ばかりです。
きっと院長先生の自院の問題や悩みは解決していないだろうというのが私の感想です。

Amazonで高評価の本ですら似たような内容ばかりが綴られています。

つまり1級医療経営士の資格を取得された方々なら、医療機関でのコンサルは務まります。

きっと医療機関に的確なアドバイスをできることでしょう。

3級は基礎ですので独立は無理でしょうが、2級からはより実践的な内容になってきます。

内容を噛み砕き、自分のものにできれば知識を使って社会貢献できるのではないかと思います。


医療経営士として独立したい場合は会社を設立することになるでしょう。

会社を設立すると諸経費が嵩みますので最初は個人事業主からスタートする方も多いと思います。

しかし個人事業主は社会的信用も低いことから大きな案件を受けることは難しくなってきます。

小さい案件をこなし続けて自転車操業するよりは、一般企業に勤めた方が安心かもしれません。

いずれは大きな企業にしていきたいという夢がある方は会社設立を検討することをお勧めします。

最初のうちは医療業界のコネが必須となるでしょう。

今の時代、飛び込み営業で案件をとってくるのは難しいでしょうが、ある程度の実績を積めば、そこからの紹介などでお仕事が舞い込んでくることになります。

横のつながりも大切になってくるので、医療経営士の正会員になって研究会などに参加するのもお勧めです。

医療経営士として共に社会貢献していきましょう。

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