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教科書には載っていない、明日から使えるスポーツの医療英語

割引あり

国内や海外でスポーツトレーナーやセラピストとして活躍される方からよくうかがう悩みは「選手が何を言っているか分からない!」です。

例えば "My knee gave way" (膝折れした)や、"I feel queasy" (気持ちが悪い)"My legs feel clumsy" (足が不器用な感じがする、うまく扱えない)など患者さんが日常的に使うフレーズや言い回しは教科書に載っていないので聞いたことがない方も多いのではないかなぁと思います。

また、関節の症状の単語(音が鳴る、腫れる、不安定な感じがする、こわばるなど)も教科書にはなかなか載ってないです。

実際に英語で「肩がこわばってるんです」って言える人は少ないと思います。

あと、「右足に力は入りますか?」や、「前かがみになってください」、「うつぶせになってください」などのフレーズも直訳しても伝わりにくい(いや、伝わらないかもしれない)フレーズです。

なのでこの記事では一部有料でスポーツ問診の際にネイティブの私が実際に使っているフレーズを紹介しようと思います。音声も含まれているのでぜひ覚えて使ってみてください。

「型」を覚えることで実際に問診をする際に言葉に詰まる、次聞きたいことはあるんだけどどう聞いたらいいか分からない、患者さんが何を言っているのか分からないという状況を脱して、英語で問診、治療できるようになりましょう。



”What happened?”はダメ?!どうされましたか?のフレーズ 

「どうされましたか?」という日本語表現、直訳すると、What happened?になりますが、実はこのフレーズ、ちょっとシリアスに聞こえるんですよね。

日本語で言うと「なにがあったの!?」っていうニュアンスです。

ここでは、「どうされましたか?」のフレーズを3つ、私が実際に現場で使っているものを紹介します。(2024/01/14日の記事を引用しています)

What brings you in here today?
(どうされましたか?)

→直訳すると何があなたをここに連れてきますか?という意味になります。
ニュアンスは日本語の「どうされましたか?」と同じです。

What can I do for you?
(なにをいたしましょうか?)

→直訳すると、私はあなたのために何ができますか?という意味です。

How can I help you?
(どのような御用でしょうか?)

→海外のレストランなどでもよく使われるので、日本人の方には聞きなじみのあるフレーズかなと思います。

"Hi, nice to meet you. My name is…" の次に続くフレーズ3つ、参考になれば嬉しいです。ぜひ声に出して練習してみてください。

音声はこちら

怪我の詳細を聞き出すフレーズ7

「どうされましたか?」という開放的な質問である程度情報を得た後は怪我や症状の詳細を聞き出す必要があります。私が日々使っているフレーズを紹介します。

Where does it hurt?
(どこが痛みますか?)

Can you point to where it hurts?
(痛むところを指してもらえますか?)
→リスニングに自信のない場合は実際に指で指してもらうことで視覚的に理解できるのでおすすめです。

From 0 to10, with 0 being no pain at all and 10 being the worst pain imaginable, how would you rate your pain right now?
(0から10まで、0はまったく痛くない状態で、10は想像できる中で最もひどい痛みだとすると、今の痛みの程度はどれくらいですか?)

→少し長いフレーズですが、治療のアウトカム測定によく使うフレーズです。

このフレーズは3つに区切って、一秒間くらいの間を置きながら発音するのをおすすめしています。
From 0 to10 (間)with 0 being no pain at all (間)and 10 being the worst pain imaginable(間)how would you rate your pain right now?

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