研修医と専攻医の平均年収は?医師の卵から1000万円を目指す方法を解説
初期研修医と専攻医では仕事内容や経験が異なるため、それぞれの時期で年収が違います。これから医師を目指している方は、将来的にも年収の推移が気になるのではないでしょうか。本記事では、初期研修医と専攻医の平均年収、研修医の仕事内容、副業の考え方について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
初期研修医の平均年収は?
初期研修は、医師として必要な基礎を身につける期間です。初期研修期間は2年間で、初期研修後に専門科を決定します。
初期研修医の平均年収は約450万円
初期研修医の1年目の平均年収は約450万円です。一般企業に勤める20〜24歳の平均年収が218万円であることから、初期研修医の年収はかなり高いと言えます。研修医の初任給は約430万円
厚生労働省によると、平成23年度(2011年)の研修医の初任給の平均年収は約435万円でした。研修医の勤務先別で見る平均年収
大学病院の初期研修医の平均年収は約307万円、臨床研修病院は約451万円です。臨床研修病院のほうが全体的に待遇が良いことがわかります。
専攻医の平均年収は?
専攻医(後期研修医)とは、初期研修を終え、医師としての専門性を高めるために研修プログラムを受けている医師のことです。
専攻医の平均年収は約570万円
e-Statのデータによると、専攻医の年収は約576万円です。初期研修医よりも年収が高くなります。初期研修医の年収が違う理由
専攻医は特定の診療科や分野に焦点を当てた専門的な教育を受けるため、初期研修医よりも年収が高くなります。研修医後の年収の推移
医師の平均年収は約1,428万円であり、30代後半になると年収が1,000万円以上になるケースが多く見受けられます。
初期研修医・専攻医の給与の内訳を解説
研修医の年収の内訳は「基本給」「当直手当」「賞与」に大別されます。
基本給
労働者に支払われる給与のうち、諸手当やボーナスなどを含まない定額部分です。当直手当
夜間や土日祝日などに医師が常駐して診療や緊急対応を行う際に支給される手当です。賞与
「ボーナス」と呼ばれ、給与とは異なり必ずしも支払われるものではありません。
初期研修医・専攻医の仕事内容
初期研修医の仕事内容
内科、外科、産婦人科、小児科など、さまざまな診療科を数ヶ月単位で代わりながら臨床経験を積みます。専攻医の仕事内容
専攻医は、自己判断が求められ、より責任の大きな業務にも携わります。臨床診療、手術、患者ケア、医学研究などが含まれます。
専攻医ならアルバイトで1000万円になることも
専攻医は勤務先の就労規則に従っていれば他の医療機関でアルバイトなどの副業が可能です。これを外勤と呼び、外勤によって大学時代の奨学金を完済する方もいます。収入と合わせて1,000万円になることもあり、かなりの年収アップが期待できます。
まとめ
初期研修医の平均年収は約450万円、専攻医は約570万円です。専攻医は勤務先によってアルバイトができるため、本業に支障をきたさない程度で働くことを考えるのがおすすめです。収入が増えるメリットが大きいため、メディカルキャリアナビなどの医師専用の求人検索サイトや転職エージェントを利用してキャリアアップや年収アップを目指しましょう。
詳細な情報や具体的な転職準備のステップについては、元の記事をご覧ください。
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