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なぜCOPDと消化性潰瘍は合併しやすいの?

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、消化性潰瘍を伴うことが多いことが知られています¹。原因として、低酸素血症や頻呼吸によって誘発される胃液の分泌過多、ピロリ菌感染が主な原因であることが強く示唆されているとのことです²。

以前の研究では、COPD患者267名中23名(8.3%)に消化性潰瘍が見られたとのことです¹。また、COPD患者ではピロリ菌の感染率が高いことが知られており、胃潰瘍による1秒率低下により相互に悪影響を及ぼしています¹。COPD患者の消化性潰瘍の治療には低酸素血症の改善も必要ではないかと示唆されています。


参考
1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/18/2/18_95/_pdf#:~:text=%E8%83%83%E6%BD%B0%E7%98%8D%E3%82%84%E8%83%83%E9%A3%9F%E9%81%93%E9%80%86%E6%B5%81,%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%EF%BC%8E
2)https://doi.org/10.1111/j.1443-1661.1992.tb00107.x


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