4月27日(木)メディア日記

 2007年にミャンマーで民主化デモを取材中、国軍の兵士に銃撃されて亡くなったジャーナリストの長井健司映像が最後まで握りしめていたとされるカメラが遺族に返され、26日の「報道ステーション」(テレビ朝日)は独自ネタとして最後の映像5分04秒を放送した。長井健司は、真後ろから至近距離撃たれたが、倒れてもカメラを手放すことはなく、その後、ビデオカメラは誰かに持ち去られ行方不明だった。映像は「走るな、走るな」と叫ぶ声で終わっている。

 「報ステ」の説明では、このビデオカメラが16年ぶりになぜ日本側に渡されたのかは詳しい経過はよくわからなかった。朝日は28日朝刊社会面に「ミャンマーで銃撃死 カメラ遺族の元へ」と報じ、この中で、「朝日新聞は非営利組織『ジャーナリスト保護委員会(CPJ)』を通じてミャンマーの独立系メデイア『DVB』が編集した映像の提供を受けた」と明確に書いた。


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