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6月15日(土)メディア日記

 日中戦争や太平洋戦争で戦死した画学生の遺作を展示する長野県上田市郊外の美術館「無言館」は14日、館主の窪島誠一郎が文筆家の内田也哉子(48)が共同館主に就任したと発表した。内田也哉子の母親は2018年に亡くなった俳優の樹木希林。親子2代にわたって無言館や窪島館主と交流を続けてきたといい、「戦争を知らない者として、また戦争が絶えない世界を生きる1人として、無言館というけうな美術館の存在を精いっぱいお伝えできたらと思う」と抱負を述べた。創設者の窪島誠一郎(82)館主は最近、時々体調を崩すことがあるが、運営には関わる。無言館は窪島誠一郎が私設美術館として1997年に開館。戦死した美術学校の学生や卒業生の作品や遺品などを収蔵し、現在は約130人の作品計約150点を展示している。

 週刊文春や週刊朝日などを転々としていつも話題の記事を書いてきた朝日新聞のもう一人の名物記者、森下香枝編集委員が15日の朝日新聞朝刊2社面に千代田区立麹町中でダンス部の部活動をめぐって保護者と学校側がもめている記事を書いた。驚いたのは記事の分量、見出しは4段、行数は優に160~170行超。記事も面白かったが、冷や飯を食った時代を聞いたことがあるので、元気のない朝日新聞で頑張ってください!

 朝鮮学校への理解を示す記事が出るとすぐ右派から攻撃されるので、大手メデイアは敬遠気味だが、朝日は14日のデジタルで、「在日朝鮮人や日本の支援者らが13日、国会内で、朝鮮学校など外国人学校の子どもの『学ぶ権利の保障』を求める署名6万2194筆を文部科学省やこども家庭庁の担当職員に提出した」と報じた。朝鮮学校への高校無償化制度の適用や地方自治体の補助金復活など、外国人学校への公的支援の拡大を求めた。高校無償化は2010年に導入されたが、民主党政権は朝鮮学校への適用を見送り、第2次安倍政権が「朝鮮総連と密接な関係があり、拉致問題の進展も見られず、国民の理解が得られない」などとして13年に対象から除外した。東京や大阪など5カ所の朝鮮学校生徒らが国を相手取り提訴したが、いずれも最高裁で敗訴が確定した。19年に始まった幼保無償化からも、朝鮮学校幼稚園など各種学校の外国人学校が除外されている。

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