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2月15日(木)メディア日記

 15日発売の「週刊文春」のトップ見出しは『麻生太郎に退陣勧告』、 同じく同日発売の「週刊新潮」のトップは『証拠写真が暴く岸田首相の嘘 隠されていた統一教会との関係』。 今週は、「週刊新潮」の統一教会疑惑のほうが力作の感じ。「週刊新潮」は一時期、政権批判を控えていたが、自民党政治の闇に切り込むメディアの戦列に加わった。

 15日各紙の朝刊は「岸田首相が3月20日訪韓で調整、大谷選手開幕戦観戦も」と政治面で報じた。この報道を受け、テレビのワイドショーは岸田訪韓を一斉に取り上げたが、「日韓の首脳会談は反対しないが、大谷の開幕戦の観戦はチケットもとれない現状で岸田だけがいくのは認められない」という大合唱になった。岸田首相が日韓首脳会談のついでにドジャース開幕戦の観戦するアイデアは去年末から噂があった。今の裏金問題では日韓首脳会談さえおぼつかないのではないか。

◉時事通信全国世論調査(9~12日実施)
 同調査は全国18歳以上の2000人を対象に
 個別面接方式で実施。有効回収率は59.1%。

◎岸田内閣支持率   
支持する   16.9%(前月調査比1.7ポイント減
支持しない  60.4%(前月調査比6.4ポイント増)

「危険水域」とされる2割台以下は7カ月連続で、直近3カ月は1割台に落ち込んだ。一方、不支持が6割台に達するのは安倍内閣の20年5月以来。時事通信調査は唯一個別面接の調査。

◎政党支持率
自民党     16.3%(前月比1.7ポイント増)
立憲民主党   4.1%(0.6増)
公明党     3.6%(0.5増)
日本維新の会  3.3%(0.5減)
共産党     2.4%(0.5増)
支持政党なし  64.7%  

 共同通信によると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は15日夜、日本人拉致問題は解決済みとした上で、同問題を両国の「障害物」とみなさなければ「岸田文雄首相が平壌を訪れる日が来ることもあり得る」との異例の談話を発表した。談話は「個人的な見解」だと表明し、北朝鮮の公式の立場ではないとしている。朝鮮中央通信が報じた。韓国の「中央日報」は16日、「 談話について日本のメディアは北朝鮮が韓米日協力に揺さぶりをかける狙いがあると分析している」と報じた。
 林官房長官は16日、「拉致問題を解決済とすることは日本政府としては到底のめない提案だが、金与正の談話は留意する」とだけ述べた。

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