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5月22日(水)メディア日記

「記者が足で稼いだスクープ」という絵に書いたような記事が22日の東京新聞朝刊の一面トップに載った。横浜市教育委は21日記者会見し、教員のわいせつ事件の公判で多数の職員を傍聴に動員し、一般の傍聴を出来ないようにしていたことを認め謝罪した。職員を動員したのは、強制ワイせつ罪に問われた小学校校長のほか、教員が被告になった計4事件の公判。記者会見で横浜教育委は2019年から計11回延べ約500人が動員されたことを明らかにした。
 この記事を書いた森田真奈子は、同記事の中で「著名事件でもないのに、なぜこんな多くの人がいるのかと疑問を持ったのが始まり」と書き、ある公判の時、傍聴人の一人を追い、同市港南区の学校教育事務所に入るのを確認、すぐ教育委に地裁への職員の出張記録や具体的指示が分かる文書の開示を要求、教育委が公判のたびに職員を動員し、一般傍聴を妨げていたことを突き止めたという。
 横浜教育委の隠ぺい工作を見事に暴いたスクープとなった。

 石川県は21日、大阪・関西万博に出展する計画事業費として、2500万円を一般会計6月補正予算案に計上することを明らかにした。県は、すでに万博関連予算をめぐり、新年度予算で1千万円を計上しており、計3500万円となる。
 この日、馳浩知事は補正予算案について記者会見を開いた。2500万円の計画事業費の意義を記者が聞いたところ、地震の風化が進んでいること挙げ、「能登半島地震を忘れてほしくない。万博の機会を通じて、被災地の復旧復興を大いにアピールしたい」と説明した。 さらに知事は地震の風化について「残念ながら、県内ですら『地震があったっけ?』という印象を持つ方も多い」と指摘。地震後、公の場で着続けている防災服で東京に行くと、「何事があったんだと思われるぐらい。印象が薄れている」と自らは危機感をにじませた。(以上朝日新聞デジタル)
「能登地震が風化しているから大阪万博に3500万円」、何かいつも他人事のような発言する馳浩知事だ。地元のメデイアはどう伝えているのだろうか。つくづく石川県知事が馳浩でなかったら復興の指導性やスピードも違っていたんではないかと勘ぐってしまう。
 
 大谷翔平ニュースは、どのテレビの報道番組もワイドショーも相変わらず朝から夜まで花盛り。大谷は日本企業のCM出演もさらに増え、テレビは翔平の映像であふれている。大谷はハワイで広大な別荘のほか、ロサンゼルスでも12億円という豪邸を購入したニュースがワイドショーで紹介されている。一方、パドレスのダルビッシュは、日本時間20日、強打のブレーブス打線を7回2安打無失点に抑えて4勝1敗、史上3人目の日米通算200勝を達成した。この背景を受けて日刊ゲンダイは22日、パドレスのダルビッシュとドジャースの大谷翔平を比較して、「二人の決定的な違いは、ダルビッシュは根底にある不屈の反骨精神であり、大谷はあくまで強いチームで安定的に勝ちたい」と書いた。長くテレビにいた長野智子は今、文化放送のキャスターだが、21日、番組に呼びたいゲストを問われると、「ダルビッシュ有さん!」と即答。「週刊誌にいろいろ書かれていたこともありましたがプロとしても人間としても成長されている。後輩の方にも慕われていて、惜しみなく知識を伝えている」と感心していた。

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