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6月25日(火)メディア日記

 2023年夏、週刊文春が5週にわたって報じた岸田首相の腹心・木原誠二自民党幹事長代理の妻X子の元夫の怪死事件、その後は警察庁や警視庁の揉み消しが功をそうしたのか、この話題はメディアからすっかり消えてしまった。しかし、ほぼ1年経ったこの夏、文春は再びこの事件を追及し始めた。先頭に立ったのはX子の元夫の事件で、X子を事情聴取した当時の捜査一課の佐藤誠。事件は2006年4月10日、都内の閑静な住宅街で不審死を遂げた安田種雄(享年28)について、X子は「私が寝ている間に、隣の部屋で夫が死んでいた」と供述したという。警察庁の露木長官はなぜか「これは事件性がない」としたが、佐藤誠は「はっきり言うが、これは殺人事件だよ」と実名で告発した。佐藤は最近、「捜査秘録」を綴った『 ホンボシ~ 木原事件と俺の捜査秘録~ 』(文藝春秋)を発刊。週刊文春も今週号でこの事件をあらためて報道し始めた。

 自民党の裏金作りに関与した衆参の自民党議員73人は、政倫審にも出席せず、何のお咎めもないまま国会は終了した。「逃げ得は許さない」と朝日新聞は25日朝刊4面に「自民議員ら73人 国会議決黙殺」と見出しを打ち、弁明を拒んでいる73人の名前と不記載に金額一覧表を掲載した。

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