【ゼミ取材記事】仲野先生編:経営情報ゼミ

こんにちはYellow編集部のでんてんです。
今回は千葉商科大学サービス創造学部のゼミ紹介というテーマで仲野友樹先生に取材してきました。
先生の担当する講義やゼミの進め方などについて取材してきたので、皆さんの今後のゼミ選びや履修の参考にしていただければ幸いです。
また卒業論文について詳しく教えて頂いたので、これから卒業論文に取り掛かる方の情報収集の役にも立てればと思います。

専門分野と担当授業

Q:まず専門分野と担当授業について教えてください。
A:専門分野は経営情報論です。企業における情報システムの活用など情報系の分野でも特に経営に近い部分を研究しています。
担当授業は情報入門、情報処理、情報システム、情報サービス論、ゼミナール(研究2・研究3・研究4)です。

仲野先生の情報処理などの講義では基本的な操作を行う情報入門とは異なり、実際にエクセルを使った分析手法を学んで操作を行います。経営分析の手法を実践的に覚えながらエクセル操作にも慣れることができるのでとても為になります。

ゼミの内容

Q:次にゼミナールの内容を教えてください
A:情報系のゼミの中でも、特に経営や社会生活における情報システムの活用方法などの分野を研究します。
活動内容は主に卒業論文の作成と論文に関する対話を通して専門知識を深めるものになっています。研究テーマでは情報に関わるものを幅広く取り扱えるのが特徴です。

取材の内容を基にゼミのスケジュールをまとめました。
2年
【研究2】本などで調べものを行い、テーマ決めをする。
3年
【研究3A】先行研究などを調べて各分野への理解を深める。
【研究3B】仮説を立てて分析する
(4年生のゼミが開始するまでに論文の半分まで終わっているのを目標にして取り組む)
4年
【研究4】卒論を完成させる。

秋学期の研究2は論文の基本的な書き方を教えたり、経営情報システムに関する基礎知識を身につけたりするのが主な活動内容です。受講生の論文テーマではVRや銀行の情報システム、SNS、情報セキュリティについて調べている人がおり、情報というテーマの中で先行研究の有無に注意しながら自分の興味や志望業界、趣味に基づく幅広いテーマを選んでいます。
研究3からは論文の先行研究や分析に入っていくそうです。
卒業論文で一番時間がかかるのは先行研究だそうで、テーマを決めるために重要なのは勿論のこと、今まで学術的な論文を書いたことが無い学生にとっては論文に相応しい書き方を知る上でも重要な意味があるそうです。
学校生活の集大成である卒業論文にじっくり向き合いたい方や情報技術の活用に興味がある方に向いているゼミです。

教員になった経緯・経歴について

Q:最後に大学の教員になった経緯や先生のキャリアについて教えてください。
A:経歴はSEとして就職後、仕事と並行で大学院の博士後期課程で勉強し、教員になりました。大学教員になったのは研究が好きだったという直接的な理由からです。

経歴は以下の通りです。
大学(経済)⇒大学院(修士課程)⇒システムエンジニア(SE)として就職⇒仕事と並行して大学院で勉強(博士後期課程)

一度システムエンジニアになったのは自身の研究対象である情報システムの構築の経験をしておきたかったという理由があるそうです。
システムエンジニアとは、システムを作ることを目的に依頼者とコミュニケーションをとりながら設計からプログラム・テストまでの工程をプロジェクトに合わせてこなす仕事です。

まとめ

今回の取材では先生のゼミの進め方を中心に、専門分野や経歴について取材しました。情報系のゼミというと難しそうで敷居が高いように感じますが、実際には情報について経営分野や自身の興味に絡めた視点で事例をもとに研究することで専門性を高めていくため敷居は低いです。
開発など情報分野の中の部分よりも、情報機器の活用方法を中心に学びたい学生にはとても合っているゼミ内容です。
また、仲野先生は表計算ソフトなどを使った経営分析を学べる講義も担当しているので、経営における情報活用に興味がある方は是非履修してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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