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算命学ってなあに?

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鑑定で良く聞かれることや、鑑定で使う専門用語の説明、お客さまの感想など書いてます。
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2021年5月の記事一覧

算命学の専門用語:十大主星

なぜ専門用語を説明するの? 鑑定後にお客さまが鑑定書を読む時の参考にしてほしいからです。 ZOOM鑑定セッション後に鑑定書をお渡ししています。 専門用語のことを知らなくても分かるように書いていますが、 少しでもその星の持つ世界観が分かれば、 もっとお客さまの理解も深まるだろうなぁと思い、 まとめることにしました。 十大主星のイメージキーワード貫索星(かんさくせい) 単独の守り 自我・独立心・頑固・始まり・マイペース・努力家・同性の兄弟姉妹 石門星(せきもんせい) 集団の守

算命学の専門用語:十二大従星

初年期、中年期、晩年期に回ってくる星たち。 その時代、どのくらいのエネルギーを持つのか、 どのような世界観になるのかが分かります。 天報星(てんぽうせい)3点 胎児期 変転変化、多芸多才、お天気屋、無の形成 天印星(てんいんせい)6点 赤児期 無心、甘受、かわいい、ユーモア、養子 天貴星(てんきせい)9点 幼年期 長男長女、ブライド、品位、学問、ハイセンス 天恍星(てんぴかせい)7点 青少年期 自由、タレント性、恋、優雅、色気、夢 天南星(てんなんせい)10点 青年

算命学の専門用語:主精

算命学では全ての人は木火土金水の5種類に分けられます。 それぞれ陰陽があるので全部で10種類の主精があります。 この主精は、他人から見た時に自分がどんな雰囲気をまとっているかが分かります。 自分が無意識に出しているムードで自分の顔と言える部分が分かるのです。 これは自分ではまったく分からない部分ですので、 自分の思う自分と他人の思う自分とのギャップに驚く人も多いです。 簡単にイメージキーワードも書いておきますね。 甲木(こうぼく) 樹木 長い年月をかけてゆっくりと真っすぐ

算命学のなぜなに?:算命学

算命学の成り立ち 2300年前の戦国時代の中国で戦略家として活躍した鬼谷子(きこくし)が記した軍略書を元に発展した占星学です。 国盗りと王の直系の子孫を残すために使われてきました。 そのため、具体的で時には生々しいと思えるまでのことが分かります。 秦王朝の成立時からは門外不出となり、選ばれた少数の者だけに伝承されてきました。 しかし、王朝が滅びたことで、伝承者は世俗へと流出していきました。 中国文化大革命を機に伝承者の一人が日本へ亡命したことで、算命学の術が日本へ完全に伝わり

算命学のなぜなに?:算命学はどんな占い?

占術は命(めい)卜(ぼく)相(そう)の3種類に分けられます。 算命学は命(めい)という占術になります。 以下簡単にそれぞれの特徴を説明しますね。 命術(めいじゅつ) 生まれた年月日や時間等のデータを基に占う方法。 生まれた時に定められた情報をベースに占うので、 何度占ってもいつ占っても結果が変わることはありません。 該当するのは算命学、占星術、四柱推命、九星気学 、紫微斗数。 ト術 (ぼくじゅつ) コインやカードなどの道具を使用し、偶然出た結果を基に特定の事柄や心情を占う

算命学のなぜなに?:陰陽五行思想

算命学のベースになる思想に陰陽五行思想があります。 なにそれ?難しそう、そんなん知らんわ!と思うかもしれませんが、 私達が気にもとめないレベルでこの思想は日常に溶け込んでるんですよ。 5月に飾る鯉のぼり、 実はこれも陰陽五行思想に由来しているので、 あの青赤黄白黒の色合いになってるんです。 陰陽五行思想はどんな考え方なの? この世の全てのものは、陰陽2つの気と、 木火土金水の5つ(五行)で成り立っているという思想です。 この五行にはそれぞれ色が割り当てられていて、 木は青

算命学のなぜなに?:家系は河の流れのように

算命学の世界では、 人生は船に乗ってなが~い河を下り続けていると考えます。 何人もの人生が連なって出来上がるのが家系という流れ。 算命学では本流に残れる人と本流から出て支流へと行かなければならない人に分かれます。 本流に残った人達だけで代を繋いで行くと4代で終わってしまいます。 しかし、そこに他の本流から出て行った人を養子として迎え入れることで、 新たに代を繋いで行くことができるのです。 長く続く老舗というのは、商品やマーケティングの研究に熱心なのもあるでしょうが、 代の繋ぎ

算命学のなぜなに?:宿命と運命

宿命と運命の違い 宿命は変えることのできないもの 例えば、性別・時代・親・兄弟など 運命は変えることのできるもの 例えば、結婚・職業・どこで誰と暮らすかなど 宿命と運命の由来 宿命は命に宿っているもの 運命は命に運ばれてくるもの

算命学のなぜなに?:十二支

十二支の命名 当時の政権は、暦を普及するために十二支の名前を民衆に覚えさせようとしました。 当初、十二支についた名前が小難しい漢字の馴染みのないものだったために、さっぱり浸透しませんでした。 何か良い案はないかと考えた結果、十二支に動物の名前を使うことにしたのです。 大人でも子供でも覚えやすいという理由から身近な動物の名を使いました。 そのため動物の名前は単なる記号に過ぎず、十二支とその動物の性質とは全く関係がありません。 よく「あなたはネズミ年だから、ちょろちょろしてるね」

算命学のなぜなに?:鑑定の目的

算命学鑑定の目的は、自分が生まれてきた理由と役目を知ることです。 昔の人は、自然が人間を必要としたから人間は生まれたのだと考えました。 そのため人は生まれた理由や役目があると考えるのです。 自分の役目を終え自然から必要とされなくなれば淘汰されると考えます。 なかなかにシビアな考え方でもあります。

算命学のなぜなに?:同じ生年月日の人は同じ運勢になるの?

同じ生年月日の人は同じ運勢になるの?と良く聞かれます。 答えは、同じ生年月日の人が同じ性格で同じ人生になるということはありません。 なぜなら自分の運勢は一人でできないからです。 色んな人と縁を結びながら運勢は作り上げられていくのです。 同じ生年月日の人でも親は違いますよね。 親の生年月日も生き方も違います。 裕福な家に生まれ育つ者と貧乏で苦労して育つ者とでは、全く人生が異なってきます。 長男に生まれた者と次男に生まれた者はそれだけで運勢の違いを持ちますし、結婚すれば結婚相手の

算命学と私

親子関係で苦しみ続ける日々 私は小さい頃から両親との関係に違和感があって、 どうにか解決できないものかとカウンセラー養成講座を受けてみたり 色んな本を読んでみたり試行錯誤を続けてきました。 しかし、これといった納得も得られず解決もできないまま 20年以上が経ってしまいました。 算命学との出会い、それは突然に たまたま書店で手に取った算命学のムック本で私の人生は変わりました。 ムック本ですから簡単なことしか書かれていなかったのですが、 私の本質や特質など具体的に説明されていて

自分の心を覗く:陰徳

人に見えない所でした良い行いは陰徳といって、 ちょっと利率が良くてお得だそうです。 良いことをしても悪いことをしても それは全て宇宙に記帳されているという話があります。 馬鹿じゃないの?と思う人がいるかもしれませんが、 私はこの考え方が気に入っています。 この陰徳という考えを知ってから ゴミを拾ったり、 ゴミを捨てに行ったり、 シュレッダーの袋を取り換えたり、 トナーを変えたり、 コピー用紙を変えたり、 率先して行動できるようになりました。 やるかやらないか葛藤したり、