はじめての開発計画

AMEDなどで、どんなに大きい金額の助成金に見えても、医薬品の開発過程で必要な金額にはほど遠い。
とにかく良い候補物質があったとしても、その物質が動物やヒトに投与できる「原薬」から「製剤」に至る過程で必要なリソースは半端ないし、原薬レベルで動物実験には使用できても、治験に入る段階では「治験薬GMP」という壁が待っている。
薬理試験はまだしも、GLPで実施される毒性試験のコストは、ん億円。
ADME試験も物質によっては、放射能ラベルが必要だったり、PK試験の測定バリデーションがうまくいかなかったり。
ある程度、頑張ってお金を集めて、薬理を確定し、変異原性試験となんかの反復毒性試験をクリアしたら、残りの前臨床試験をカバーでき、治験薬製造出来るくらいの助成してくれればいいのにと思ったりする。