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荒木健太郎(著)『すごすぎる 天気の図鑑』を読んで、梅雨を楽しみたい。

関東地方は梅雨入りしたというニュースを耳にしましたが、今朝起きると外は快晴。洗濯物を外に干しても大丈夫かなと考えながら、Yahooの天気予報で確認すると「晴れのち雨 降水確率50%」。雨のマークは23時以降になっています。

雨雲レーダーで確認しても「しばらく雨は降りません」の表示。地図上にも雨雲はどこにもありません。
急いで洗濯機に洗濯物を入れて回し、ふと本棚を見ると、『すごすぎる 天気の図鑑』と書かれた背表紙と目があったので、手に取りました。

『すごすぎる  天気の図鑑』には、知っているようで知らない天気についての知識が、小学生でもわかるように解説をせています。当然、大人が読んでも楽しめる本です。

例えば、雨の粒の形ってご存知でしょうか。
アニメのキャラクターなんかで、上の方が尖っている雫のような形で表現されているのをよく見かけますが、ちょっと違います。
歌川広重が、雨を線で描いたのが有名ですが、こんな長細いはずはありませんよね。
それでは球体?...惜しいです。

歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけ
の夕立」

雨の粒は落ちる時に、空気抵抗の影響を受けて下の方が少し平たくなります。なので、雨の粒の形は、お饅頭のような形をしているのです。

雨が降ると、どうしても鬱陶しい気持ちになりがちですが、『すごすぎる 天気図鑑』を読んで、これからの梅雨の時期を楽しみたいと思います。
清少納言のようにです。

雨など降るも、をかし。

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