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松原始(著)『カラスは飼えるか』|カラスのことが絶対に好きになる本。

いつも聞かせていただいている、noteに音声配信をされている方が先日、カラスに襲われたというお話をされていました。私は思わず、松原始(著)『カラスは飼えるか』に書かれていたことを、コメントさせていただきました。

基本的にカラスは人を襲うことはありませんが、自分の子供を守ときだけは別です。
カラスは、ナワバリ意識が強いので、子供が巣にいるときに縄張りに入ってきた他者に対して立ち向かうのです。

しかしカラスは、人間が思っている以上に気が弱くて、ビビリでヘタレです。正面から攻撃するような勇気はありません。得意なのは背後から向かっていって後頭部を蹴飛ばす程度です。
蹴飛ばすといっても、カラスですから大したことはありません。

爪で引っ掻いたり、嘴で突き回して血祭りにあげるというようなことは、決してできる性格ではありません。
とにかく、縄張りから立ち去って欲しいのです。

カラスは、神奈川県の湘南地区に生息するトンビのように、人間が食事中のものを横取りするというような勇気もありません。常に人間が捨てたものや、落としたものを狙っています。
カラスにとっては、ゴミの収集場所に置かれているものは、食べてもいいものなのです。それはもう、ご馳走の山にしか見えない筈です。

ゴルフ場で、カートに食べ物を無防備に乗せていると、必ずといっていいほど、カラスに持って行かれます。食べ物だけならいいのですが、何を間違ってか、時には携帯電話まで持って行くこともあります。
クラブハウスで気づいた人が、大騒ぎするということもよくあるのです。
慌ててその電話にかけてみると繋がって、「カアー!」て言ったとか...。
これは間違いなく、作り話です。

松原始(著)『カラスは飼えるか』を読むと、必ずカラスのことが好きになります。そして本当に飼ってみたい!っていう気持ちになります。

さて、この本のタイトルの通り、カラスを飼うことはできるのでしょうか。
その答えはネットで調べる前に、是非、近くの書店で『カラスは飼えるか』を手に取ってみて欲しいです。


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