アデルスゲシュレヒト 2 めだか大砲 2022年12月22日 16:28 ローマ人とのシェアハウスに失敗したゲルマン人たちが、「キリスト教」を大黒柱とし、帝国の再建に挑む物語!#世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト新シリーズ「アデルスゲシュレヒト」溶けるように消失したローマ帝国の権威。かつて帝国の貴人に蛮族と蔑まれたフランク族は、キリスト教世界の秩序を守るという新しい使命を帯びた帝国を築きます。これは、そんな帝国で生きた人たちのおはなし。 pic.twitter.com/iAK5noSYwR— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 13, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」カロリング帝国!昔からつるんできたカロリング王朝と結託した教皇は、嫌いな東ローマ皇帝の手の及ばない西方で勝手に帝国を復古。教会組織と融合した新しい帝国のカタチがここに!ぶっちゃけ、このシリーズのピークはここです(爆) pic.twitter.com/8xsJgPvTMg— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 14, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」帝国分割!シャルルマーニュからすくすく伸びてきたカロリングの大樹は、その幹を断裂させかねない相続問題に直面します。イラストにもあるように、大木(=帝国)にツリーハウス(=王国)が散在しているイメージですね。 pic.twitter.com/yoW5Cyapcn— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 15, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」帝国、内部分裂!東西フランク王国が設立されたことで、皇帝の直轄領(=中部フランク)は残りの領土の寄せ集め状態に。そして皮肉にも皇帝位の最期の守り人になっていくのは、最もフランク色が薄い東フランク王国の系列なのです。 pic.twitter.com/9GYf6LvoJj— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 16, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」独逸王の奔走!皇帝領がさらに細分化されて帝国が一体性を弱めていく中、各国王は帝国内での勢力拡大に尽力しつつ、外敵の襲来にも対応しました。イラスト右には、東フランクと戦ったモラヴィアさんの姿が。 pic.twitter.com/gIg9BH9x8K— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 17, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト 「アデルスゲシュレヒト」小王国の大スキャンダル!皇帝ロタールの死後、さらに細分化された皇帝領の一角を占めたロタリンギア王国。この国の王様の恋慕が、東西王国・教皇・皇帝をも巻き込む大騒動に発展します!帝国史上最大のゴシップの顛末をご覧あれ。 pic.twitter.com/RB8pTWjnQ0— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 18, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」禿頭王の誕生!独逸王の死後、''王国をさらに分割するのは不可''という取り決めのせいで東フランクは三頭政治状態に。対して生き延びた西フランク王(はげ)は、教皇の推薦で皇帝位を取得!東西の力関係は決したかに見えましたが…。 pic.twitter.com/84UACCXkiR— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 20, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」東からの逆襲!東フランク三兄弟のまさかの大逆転劇で、帝国内部の勢力図は完全に逆転。ちなみに、三兄弟の末弟カールのあだ名は''肥満王''ですが、帝国のマスコットキャラというイメージ(!?)から''太っちょ''と形容しています。 pic.twitter.com/c3EWGeBSV8— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 21, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」太りすぎた統一者!分断された帝国の覇者になった野は、まさかまさかの太っちょのカール。…もちろんその支配がうまくいくわけもなく。カロリング朝による王位や帝位の独占も、カールの死にともなって崩壊することになります。 pic.twitter.com/mTTImb6OIN— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 22, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト帝国が第二段階へと突入したところで、ちょっと小ネタでブレイク。イラストでも登場した独逸王の三人の遺子たちですが、東フランク王位を三人で分け持っていたことを反映して、実は目のデザインも三分割しています。地味ながらも…。 pic.twitter.com/UAMMmGLL1U— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 23, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」無秩序なイタリア!太っちょのカール没後の皇帝は、大事な教会組織のおひざ元である北イタリアの治安維持すらおぼつかない状態に…。イラストは紹介文にもある『死体裁判』の後の''7年間''の教皇位の動きです。やばいよやばいよ。 pic.twitter.com/d0BcI9RtNE— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 24, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」顕現する地方権威!司教領や公爵領の林立という中世ヨーロッパ的秩序は、カロリング帝国という聖俗一体の権威が消えゆくにつれて、その姿を現しました。イラストは10世紀前半時点の東フランク王国内部。部族大公たちが、わらわら。 pic.twitter.com/PhFEMe0wqi— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 25, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」選ばれし者たち!東フランク王国にて、ついにカロリング朝の系譜が断絶。部族大公の合議で選出された新国王は、鳥のように好き勝手に飛び回る部族大公らに翻弄されますが…?そして、次なる王朝へ。 pic.twitter.com/vuiDHFoTFf— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 27, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」ザクセン朝の黎明!父ハインリヒの威信を背負って、次期国王オットーが即位。ところがロタリンギア公、逃げる!!イラストの元ネタは新世紀エヴァンゲリオン。(わかる人いない説) pic.twitter.com/5nJrDr1RGJ— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 28, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」ハインリヒからオットーへの代替わりの年、936年のヨーロッパ(+その周辺)の簡略な勢力図はこちら。あと、これ以降はフランク族の支配下から離れた東フランク王国を『ドイツ王国』と仮称していきます! pic.twitter.com/rB8fP2q6Ze— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 29, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」戻ってきた皇帝!諸反乱の鎮圧後のドイツでは、後世に『帝国教会制』と称されることになる王国の枠組みが確立。新たなる権威として浮上したザクセン朝は、いつしか途絶えていた歴代皇帝の系譜の引継ぎに挑みます。 pic.twitter.com/tJAYWMWZqJ— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) June 30, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト 「アデルスゲシュレヒト」オットー戴冠!イラストの元ネタはホッブズの『リヴァイアサン』。もちろん、オットーの帝国は絶対王政のように高度に組織化されたものではないですが、剣(=世俗)と杖(=教会)を融合した権威だったという点では似ていました。 pic.twitter.com/LNVbc1DrMU— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 1, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト 「アデルスゲシュレヒト」古代帝国復活!ザクセン朝の皇帝の最初の三人は、全員オットーという名前です。そして三人目のオットーにより、古代ローマの復活という壮大な計画が実行に移されるのでした。…はりぼてだけど。 pic.twitter.com/GfxLKttQzE— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 2, 2022 #世界史 #デジタル絵 #デジタルイラスト「アデルスゲシュレヒト」帝位と王位の関係性をデジタルで図解してみました。帝冠を得るためには教皇の支持が、王冠を得るためにはドイツの諸侯の支持がそれぞれ必要なので、''帝国''の維持のためにはどうしても独伊双方に力を及ぼす必要があったわけです。 pic.twitter.com/8pzf9q8dRk— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 4, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」フランケンシュタインの箱舟!ザクセン朝からフランケン朝へ、漕ぎ手が変わっても王国という名の箱舟は変わりなく荒波の中を進み続けます。…行き着く先が''屈辱''だとは知らずに。 pic.twitter.com/WoXtz9VdCK— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 5, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」グレゴリウス改革!イラストにあるように、従来までの''帝国教会制''のもとでは聖俗の区分が不明確でしたが、グレゴリウス7世はそれをきっちりと整理し、俗権に対する上位存在としての教会を定義しようとします。改革の行方は…? pic.twitter.com/Yb1YlZaMLT— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 6, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト 「アデルスゲシュレヒト」カノッサの屈辱!非常に有名な事件ですが、これをもって直ちに教皇が勝利したわけではありません。ちなみに、この事件当時はまだハインリヒ4世は皇帝に即位おらず、単なるドイツ王に過ぎませんでした。 pic.twitter.com/3NnmUiLWxx— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 7, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」教皇の勝利!皇帝(イラスト右下)は神聖性を否定され、教皇が世界の御者的ポジションにつくことになります。教皇が主導する十字軍も、この頃からスタート。 pic.twitter.com/7NGLAOW3mb— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 8, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」ズップリンブルク朝登場!神聖ローマ皇帝を輩出した家門の中でも特にマイナーな存在ですが、分裂した教皇庁の片翼を守る重大な立ち位置にありました。シチリア王については、前シリーズ『靴底の唄』をご参照ください! pic.twitter.com/6q1YgvyLYl— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 9, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」奇妙な箱庭!中世盛期におけるナイスミドル(?)ことシュタウフェン朝が登場しますが、封建制の確立や商業都市の台頭といった新たなムーヴメントに翻弄されます。でも帝国は神聖だからヨシ! pic.twitter.com/dRhyKxThzh— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 11, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」アンチキリストと呼ばれた皇帝!皇帝と教皇の共存など、夢物語のような状態に…。イラストは、皇帝による司教大量捕縛事件。この事件の後も、枢機卿(教皇を選ぶ高位聖職者)たちが廃墟に監禁される事件が起こったりしています。 pic.twitter.com/qHwlNhiCRB— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 12, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト 「アデルスゲシュレヒト」中世帝国の末日!シュタウフェン朝の瓦解後に訪れたのは、帝国史上最悪レベルのグダグダが続いた''大空位時代''。ここから帝国は選帝侯制度の確立などで新しい転機を迎えるのですが、それはまた別シリーズで!(放り投げ) pic.twitter.com/BRY5DZgA9X— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 13, 2022 #世界史 #アナログ絵 #アナログイラスト「アデルスゲシュレヒト」終幕!帝国という名の大木は、アデルスゲシュレヒト(=貴族)らの血と欲を吸いながら、幾星霜の時を生き続けました。そんな巨木を永らえさせた貴族もとい、高貴さ皆無のゴリゴリ系封建やくざ達の系譜を描いたシリーズでした! pic.twitter.com/1mEgeLJpMs— めだか大砲 (@Medaka_Cannon) July 14, 2022 ダウンロード copy #アナログ絵 #世界史 #アナログイラスト #神聖ローマ帝国 #フランク王国 #カロリング帝国 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 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