成長なき高PERからの資金流出 ~アメリカからアメリカ以外の国へ~
アメリカの成長が鈍化し、次なる成長を求めて資金が新興国・途上国へと流出し始めました。
とはいえ、資金の向き先はそれだけではないようです。
私はここのところずっと不思議でした。
10月初旬からの2か月間、アメリカよりもヨーロッパの方がずっとパフォーマンスが良かったからです。
リーマンの時も、コロナの時も最初に強く上昇したのはアメリカでした。世界の株式市場の中心がアメリカなら、先行性があるはず。そう思っていましたが今回は違う………。新興国だけでなく、先進国ですらアメリカよりパフォーマンスが良いのです。
原因の追究
原因を把握するため、以下2点について調べてみました。
1.政策金利、インフレ率、失業率などのマクロ要因
2.PER差
それぞれ見ていきましょう。
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