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低PER優勢局面での短期的揺り戻し

 ここ数日、相場つきが少し変わってきたと思っています。
まずはヒートマップから確認していきましょう。

米国株の直近ヒートマップ

 週間では相対的にテック系を中心とする大型株が持ち直してきています。
そして昨日11/17の相場では、目に見えて他の株をアウトパフォームしていますね。

 では、チャートがどのようになっているかと言いますと…

米国大型テック銘柄のチャート

 どの銘柄も、一週間ほど前から反転してきているようです。

 最期に金利を確認していきましょう。

米国10年債利回りのチャート

 10年債利回りのチャートは少し前から下降傾向ですね。

結論

 マーケットでは、CPIの結果を受けて2月利上げ幅25bpが織り込まれ、3月も25bp、その後利上げは打ち止めという見方が有力になっています。
 この結果を受けて、今まで売り込まれていた大型テック銘柄のPER縮小に一服感が出て、ショートカバー+投機の買戻しが入っているのではないかと思います。
 反動による上昇。短期的なマルチプルエクスパンション局面が今ではないでしょうか。10年債利回りが直近のレンジを下抜ければ、勢いづくことが期待できますね。バリューやシクリカル銘柄は一旦小休止かもしれません。
とはいえ、利下げが見え始めているわけではありませんので、これはあくまで短期的な動きと見るのが良いと考えています。
 恐らく2月初旬のFOMCが期限だと思います。それまでGAFA決算と25bp利上げを織込む動きとなるでしょう。
 一方で足元は原油価格が不穏な動きを見せていますから、次回CPIが近づくと再び利回りが上昇し始め、元の動きに戻って行く可能性が高いと想定しています。

国単位でベストタイミングな投資先は?

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