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刑務所に入った話13〜拘置所雑居編Ⅲ〜

雑居にきて1ヶ月半ほど過ぎた5月の半ば、
わたしはとにかく情緒不安定な日々を過ごしていました。

熱中症予防で運動に出れず、ずっと部屋にいなければいけないこと、他人と24時間同じ部屋で過ごさなければいけないこと、毎日毎日同じことの繰り返し、、。

そのうち、部屋の方たちにイライラするようになってきました。(本当にごめんなさい。)

イライラというのも、絶対外にいたらこんなことでイライラしないだろという本当にちっちゃな事にイライラするんです。

イライラし過ぎて話さない時とかよくひらめちゃんが大丈夫?って聞いてくれました。

気をつかわせてしまったな、ひらめちゃんも同じ状況で辛いはずなのにこの子はなんでこんなに人に優しくできて、なんでわたしは自分のことばかり考えているんだろうと自己嫌悪に陥ったり、、。

そんな時、また部屋に1人新しい方が入ってきました。ここからこの方をまんぼうさんとします。

まんぼうさんは過去に2回刑務所に行ったことがある方でした。

だからここの刑務所はやばいよーとか、ここの刑務所はこういうとこが良いよとか色々なことを教えてくださいました。

そして今はコロナだから、そんなに遠い刑務所には行かされないんじゃないかとのこと。

そしてわたしの中で、栃木刑務所には行きたくない。福島刑務所がいいな、という結論に達しました。

結構に達したところで、行く刑務所を自分で選べるわけではないんですけどね🫠予備知識だけ増えていきました。

そして拘置所にきて2ヶ月が経ったころ、
わたしにとって少し悲しい事が起こりました。



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