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刑務所に入った話28〜移送されるよ〜

そして移送の日。


時計がないので正確な時間はわかりませんが、
6時前くらいだったと思います。

職員さんに起こされ、朝食を食べ、
荷物をまとめて待機させられました。


その時もまだ、どこの刑務所に行くのか聞かされておらず、不安ばかりがつのっていきました。

そしていよいよ、4ヶ月過ごした拘置所とお別れです。

お世話になった職員さんが、
長かったし、色々あったねー。向こうでも真面目にね。と声をかけてくれました。


色々、、、そういわれたら思い出されるは、オニカサゴ_:(´ཀ`」 ∠):

もう2度と会いたくねぇ。
さようなら、オニカサゴ。


そして荷物の確認などを済ませ、


久しぶりに着た自分の洋服は知らない香りがしてただただ悲しいだけでした。


そして車に乗り込みいざ出発です。


え、どこにʅ(◞‿◟)ʃ??


そうなんです。拘置所を出る時も、車に乗り込んでもなお、行き先を教えてくれないのです。


これがミステリーツアーってやつですか٩( ᐛ )و
全くワクワクしませんね٩( ᐛ )و


ですが、少し走ってから乗っている男性職員さんが携帯で電話をかけ、話しているのが耳に入りました。



これから栃木刑務所に向かいます。


ああああああああああああああああああ


やっぱり栃木なんですね(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


栃木だと覚悟はしていたものの、少しだけ、ほんの少しだけ他のところなんではないかと期待していた自分もいました。


みごとに打ち砕かれました_:(´ཀ`」 ∠):


車は窓から外の景色が見えました。


歩いている人を見ては、

自由でいいなあ、

外を自由に歩けるって素晴らしいことなんだなあと


そんなことを思っていました。


車に揺られ、2時間ちょっとでしょうか。
結構長く感じました。

刑務所が近くなってきたのか、車内のカーテンが閉められました。

いよいよなんだなと、今日から栃木刑務所での生活がスタートするんだと、不安と緊張でいっぱいでした。

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