神様、どうか痩せさせてください

メガロドンが見たくて、長瀞の博物館へ出かけた。普段は腰の重い夫も、夏休みに突入している気軽さからか、快諾だった。

入館料、200円也。さすが県立だ。想像以上に安い！しかも、子供は無料！さらには、アパタイトのカケラまでもらってしまった！すごい。凄すぎる。

博物館にはロマンが詰まっている。数々の火山岩に太古の生物の化石。恐竜の復元。さらには、クマや狐、リス、ムササビといった森の生き物たちの剥製の大迫力。息遣いが聞こえて、今にも動き出すのではないかと思ったし、実際、泣いている子どももいたほどだ。

お目当てのメガロドンは、博物館のメインで宙に浮きながらこちらを睨んでいた。口も大きい。歯も鋭い。まさに「THEサメ」の様相を呈していた。実際にもし海で出会うなんてことがあったら、ピノキオみたいに、丸呑みされるのが、一番安全かもしれないね、とピヨ子（娘）と話し合って笑った。ピノキオは、鯨だったけど。

博物館に満足した帰り、神社に寄ったら、ピカル（息子）が「ママがいる」！

！！？？

というわけで息子が指し示す方向を確認。するとそこには、

まんまるお腹の大黒様！

思えば、水族館のトドも、息子はママがいる！と言っていた。ぽっちゃりという言葉にも無駄に反応し、さらには、ママって太ってるからねぇ〜笑

と、なぜか嬉しそうに、告げてくるのだ。まるで秘密をうち開けるかのような瞳で。夫が同じことを言ったなら、グーパンチがすぐに飛び出るであろうが、ここはかわいいかわいい息子。大人の余裕でおちゃらけてあげる。

はい、それが、こちら。

・・・どうか、福が訪れますように。