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⑦ひろみん社長の親の期待を裏切ってみた話

小さいころから国語は答えがあいまいだから嫌いでした。(本を読むのは好き。言葉も好き)答えが明確な算数や理科が好きでした。

動物も大好きだから、将来は獣医になると決めていました。それか、つくばの万博でみたポマト(上にトマトがなって、下にジャガイモがつく)に感動したからバイオテクノロジーもいいなと思っていました。

獣医になる大学を調べたら、農業大学とか。。。今ならすぐにでも飛び込みたいけど、その時はカッコ悪いと思っていました。行くなら北海道大学の獣医学部!でも国立の全科目受験自信ゼロ。

あと一つの理由は、獣医になることを私よりもやる気満々だった父がいたのも獣医を辞めた理由の一つでした。

親に夢を応援されるというのは素敵なことだと思います。が、私の場合へそ曲がりなので自分以上に盛り上がって期待されていることにシラけてしまったのです。

親の期待に背くということをここであえて選択したわけです。

化学が得意だから、じゃあ薬学部に入って、製薬会社にはいって新薬の研究します!あっという間に方向転換。なんて単純なんでしょう。親も残念がってはいたもののすんなりと受け入れてくれました。

塾の先生に「現役では無理だから、浪人する気はありますか?」と聞かれて、「浪人する気は全くありません」と答えました。だって薬学部はその頃4年。4年で卒業できるから選んだのに浪人したら年取るじゃん!と思っていました。

高校3年生の夏は1日13時間くらい勉強しました。数学では二次方程式、化学では溶液濃度ができるようになったのがブレイクスルーでした。化学はその頃満点近くとれるようになって合格が見えてきました。

そしてここでも石橋をたたいて渡る。一般推薦でサクッと合格。受験の時、数学の問題が簡単すぎて本当にここでいいのか悩みましたが、そのままその大学へ。受験で鍛えた脳みそは今はどこかに行ってしまって、高校生の子供たちに難しい問題を聞かれるとドキドキします。

さて、入った女子大薬学部ですが入った途端にここは私の来るところじゃなった!と後悔します。(やっぱり獣医だった〜!と)私にはちょっとスマートすぎました。都会の女子大生より田舎の農学部の学生の方が多分合ってた。

そういえば高校の先生が「おまえは女子大はやめておけ」と言っていたのに全く聞いていなかった。薬学部は幅広い学問をするところだから向かないんじゃないかと言っていたのに。。。(マニア体質なもので)

ここから半年間、大学をやめてもう一度受験するかどうか悩みます。悩みに悩んだけど、私にはその勇気がでませんでした。

夏休みになって北海道大学に兄が行っていたので、大学の最初の夏休みに姉と北海道を訪れることにしました。北海道の釧路高原でみた広々とした景色があまりにもすばらしくて、私はもっといろんな景色がみたいと心から思いました。

そうか!大学生活以外に楽しみを見つければいいんだ。を胸が躍りました。あくまで単純。。。

つづく

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