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ひろみん社長のひとりごと「今は根を張る時」

2020年最後の一日になりました。世界が変わった1年になりました。

私はといえば、行動範囲は狭めてより身近な大切な人ととのつながりを深めた大切な1年になりました。

私の好きな「置かれた場所で咲きなさい」の著者、渡辺和子さんの言葉でこんな言葉があります。

どうしても 咲けない時もあります。 雨風が強い時、 日照り続きで咲けない日、 そんな時には無理に 咲かなくてもいい。 その代わりに、 根を下へ下へと降ろして、 根を張るのです。 次に咲く花が、より大きく美しいものとないために」

そんな1年だったように思います。根が張っているから花が咲く。

どうしても咲けない時は根を張るとき。今人も社会も根が弱ってきていたのでしょうね。今みんなが根を張るときなのかもしれません。自分の根とつながっていることが一番大切。

昨年亡くなられたアフガニスタンで活躍された中村哲医師の「柳の話」を聞きました。

「ヤナギは岸辺で旺盛に成長して根を張るので、古くから護岸に用いられてきた。我々の現場では、主に用水路壁のふとん籠工と併せて行われる。石の隙間に細かい根が入り込み、生きた籠として石垣の構造を保つ。」

より厳しい状況の中で、土だけじゃなく石にまで根を張りめぐらせているから、だから柳はあんなにしなやかなのですね。生きた籠なんだ!構造で守っている。2Dよりも3Dで。

たしかに私の周りでこの状況でうまくいっている会社さんというのは、厳しい状況からしっかり会社の体制を作ってこられた会社さんばかりです。

うちの会社でも、厳しかった状況の中から本気で立て直した仕事が今の私たちを支えてくれています。

今みんなでしなやかな構造をつくって、5年後10年後あのときみんなで頑張ったことが、私たちを支えてくれているねときっと言っているんだと思います。

さあ、みんなでしっかり根をはっていきましょう。生きた籠になりましょう。


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