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ひろみん社長のひとりごと「適正な価格のものを買う」

先日参加した藤原ひろのぶさんの話で、バングラディッシュの子供たちがご飯を食べられない理由が衝撃的だった。

親が働いてないわけでも、仕事がないわけでもない。一生懸命働いても月7000円にしかならない。

スラムの家賃が4000円、コメを3000円買ったらもうお金が残らないのだと。(スラムの家賃って結構高いんだな)

どんな仕事をしているのかと言えば、ファストファッションの工場で働いているという。その服は大量に生産され、大量に捨てられる。

せめて大事に使われているならば少しは救わるが、使い捨てに近い形で捨てられるものに命がかかっている。私たちの便利な生活が、ご飯をまともに食べられない子を生み出しているわけだ。

私たち日本人にとって奴隷って関係ない存在みたいだけど、距離が離れているだけで実は奴隷を使って便利な生活を楽しんでいる。目に見えないから余計タチが悪い。

適正でない金額のものを大量に買う、大量に流通させることは、社会の歪みを作り出す。ファッションに関わらず、適正でない金額のものを買うことが、社会の歪みを生み出している。歪みを生み出しているものに気づかない社会になってる。

適正な価格というのも人によって考えることは違うだろうし、ファストファッションが生活にとって必需品な人もいると思う。必需品ならば作っている人に感謝して、大事に使ったらいいと思う。

でもやっぱり適正な価格、価値を一度立ち止まって考えることは必要だと思う。みんなで安いものの価格競争を推し進めないように。価値の高い仕事に価値を生み出せるように。

少しだけでいいから、日々の買い物を見直してみたらいいと思う。私だってストイックに買い物してるわけでもないし、地球にとことん優しい原人みたいな生き方もできる気がしない。

とはいえ、量より質を大切にした方がみんなの人生が豊かになると思うから。

「奪い合えば足らぬ。分け合えばあまる。」みつを

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