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第4回「ライブのすすめ③-BEST OF ライブ盤(前編)-」ゲスト:DODDODO

前回の「ライブのすすめ②-初ライブ出演記-」に続き、今回は「ライブのすすめ③-BEST OF ライブ盤(前編)-」をお送りします。

前回放送「ライブのすすめ②-初ライブ出演記-」はこちらから!↓

今回もゲストにDODDODOを迎え、いつものレギュラーメンバーDJ MIGHTY MARS、イラストレーター鈴木裕之、デザイナー、ベーシストのヨシカワショウゴ、大工の中村信彦5人でお送りします。
第4回目のテーマは、「ライブ」!!!
今回からは、「BEST OF ライブ盤」と題し、それぞれおススメのライブアルバム、ライブ音源を紹介して行きます!

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MIGHTY : 今日も引き続きゲストはDODDODOさんです。

DODDODO(以下 DDD) : どうも。DODDODOです。

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MIGHTY : はい!第4回目のテーマは「ライブ」という事で、まず初めて行ったライブ体験と、自分がやった初めてのライブ、というのをやりました。
今からですね、それぞれおススメのライブ盤。ライブアルバムを紹介していこうと思います。
で、まずは今日はゲストのドッドドさんからおすすめライブアルバムの紹介をお願いします。

鈴木 : ハレルヤ。

一同 : 笑


借りパクメモリー 失われた名盤

DDD : はい。私のおすすめのライブ盤は、FISHMANSの「男達の別れ」です。

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一同 : 来た!!

DDD : 来た?な!?

MIGHTY : 超名盤。

鈴木 : 90年代のアンセム

DDD : 笑
もうこれは、すごい聴いて。

鈴木 : FISHMANSも聴いてたんやね?

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DDD : 違うねん。これな、うちが今までで一番聴いたライブアルバムやねんけど、マイティーと、うちがスパイスカレー屋さんでバイトを一緒にしてて、そこでマイティーが店内のBGMでかけててん。
で、うちFISHMANSは勿論知ってたけど、全然聴いてなくて、そのライブアルバムをマイティーがかけたのを聴いて「え?やばい!」ってなって。

MIGHTY : そうや。。。

DDD : おぼえてる!?「これやばい!」ってなって、ずっと店で聴いててんけどマイティーに「貸して!」っていうて、借りて。
借りたままずーっと持ってる。

ショウゴ : 今も?

MIGHTY : 爆笑
それ俺のやつか(笑)?

一同 : 笑

DDD : ちゃうねん(笑)。今日アルバムを持って来てんけど、ほんまにマイティーに借りたCDを擦り切れるくらい聴いてて。

MIGHTY : 無いなぁ思ててん。

一同 : 笑

ショウゴ : 今戻って来た!

DDD : ちゃうねん(笑)。で、結局それは、擦り切れてもうて。

中村 : あ!買い直したん?

DDD : で、うちの旦那さんが全く同じのを持ってたから、「今日これマイティーに返したいねんけど、うちが借りたやつは擦り切れてあまりに傷だらけで返されへんからいい?」って聴いたら、「いいよ。マイティーにあげる。」って貰ってん。

一同 : 拍手

ショウゴ : 何年ぶりくらい?

MIGHTY : 15年以上ぶりくらい?

DDD : ごめん。ほんまにこれが一番聴いたしマイティーにも今日返せる。

ショウゴ : ええやん!

MIGHTY : じゃあ、その「男達の別れ」から1曲いきましょか。何にする?

DDD : 「男達の別れ」のDISC 1の1曲目のメンバー紹介(「Oh Slime」)からの「ナイトクルージング」。あの流れ。

MIGHTY : いきましょか。


五感のフラッシュバック

ー(一同で試聴中)ー

鈴木 : これ、僕もマイティーの家で聴いてガーン!ってきたな。

MIGHTY : あ、そやったけ?

鈴木 : なんか影響があるよね。マイティーは。

ショウゴ : 笑

MIGHTYダブとかは、フィッシュマンズが初めての体験やったかも。

DDD : うん。このライブはヤバいよ。
てか、やっぱり憶えてなかったんや?うちがCD借りていったことずっと。 

MIGHTY : うん。無いなーとは思ってて、けど俺もめっちゃCDとか売ってるから、売ったんかなぁ?おもてた。

一同 : 笑

鈴木 : マイティーにはこれも教えてもらったし、電気GROOVEの「」の良さも教えてもらった。

MIGHTY : 笑

DDD : うちもマイティーと鈴ちゃんにすごい教えてもらった。
このアルバム、こっちも(DISC 2)もいいよな。

MIGHTY : 「LONG SEASONS」最高。めっちゃ長いけど。

DDD : な!
このHONZIさんの浮遊感。

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鈴木 : 今もやってるん?

MIGHTY : 今やってるな。ボーカルが色々変わって、UAさんとかいろんなゲスト入れて。

鈴木 : UAバージョンのやつもいいよね。

MIGHTY : 「WALK IN THE RHYTHM」とか。

中村 : ドラムはあの人?茂木さん(茂木欣一:FISHMANSドラマー)。

MIGHTY : 茂木さん。今、東京スカパラダイスオーケストラでもドラム叩いてる。

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中村 : やんな。

DDD : へー。
うち未だにこのアルバム以外聴いたことないねん。

中村 : えー!?

ショウゴ : 笑

鈴木 : けど、それわかる。

MIGHTY : もうこれで十分や。これに全部が入ってる。完璧や。

DDD : ほんまに死ぬほど聴いたなこれ。
逆にレコーディングのやつを聴いてないなぁ。
これっていつなん?

MIGHTY : 98年くらい。

鈴木 : 「NATURAL HIGH!!」とかもあったよね。

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DDD : これアルバムのライブが、最後のライブになってもうたんやんな?

MIGHTY : うん。佐藤伸治さん(FISHMANSのボーカル)の。

中村 : なんか、ドッドドとクーリー(栗原ペダル)とディッさん(DISTEST)と、俺と誰かで何かのレイブ行った時に。

DDD : あー!行った行った!写真残ってる。
あのストラグル(STRUGGLE FOR PRIDE)とか出てたやつ。

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2004.8.13 「elenven open air party」@スカイランドおおぼら

中村 : そうそう。アブラハム(ABRAHAM CROSS)とかなぁ。
出てて、車の後ろが道の途中でバーンって開いて、

DDD : 開いた開いた!荷物が全部落ちて。

中村 : そう。漫画みたいに。
あの時に、ドッドドがFISHMANSを聴いてて。
ディッさんと二人でめっちゃ歌ってたんを覚えてる。

DDD : そやったけ?ディッさんも好きなんやな、FISHMANS。

中村 : 当時は全然FISHMANSを知らんくて、めっちゃ歌ってるのを、めっちゃ羨ましいと思ってたな。

一同 : 笑

中村 : これ誰やろ?って。

DDD : 音ってその時の空気とか全部思い出す。

ショウゴ : そやな。色々思い出すよなぁ。

MIGHTY : うん。匂いと音はやばい。ガーン!って来る。

DDD : うん。すごい。
ライブ見に行ったときの匂いとかめっちゃ憶えてる。

中村 : スモークの匂いとか。

MIGHTY : 今の子らって、インターネット世代やんか。
で、視覚と聴覚だけやねんな。
俺思うねんけど、それよりも鼻とか肌の冷たさとか。

DDD : うんうん。わかる。汗の感じとか。湿度とかな。

MIGHTY : その情報量の方が、同じかそれ以上くらいの感覚の情報量があるから、俺らもネットは今みたいに無かったけど、その分当時は動いて体験してたから・・・

DDD : うん。その時の方が、染み付いてる。憶えてる。頭だけの情報じゃなくて。
けど、その体験が無かったら、わからんやろうな。言ってる事とかも。

MIGHTY : わからん、わからん。何を言うてるんやろ?ってなるやろな。
けどそうじゃないねん。五感やねん。情報量もっと多いで、ネットよりって。

鈴木 : 服探すんとかもそういう感じやもんね。

ショウゴ : そやね。

MIGHTY : そこで、変なおっさんに絡まれる事も全部含めて体験。

鈴木 : 今は全部ネットで完結してしまうもんな。

中村 : せやな。便利やけどな。

DDD : ネットとちょうど分断された、うちら世代ならでは。

ショウゴ : うん。丁度ええ。変な世代。

DDD : 両方。アナログもあるし。

MIGHTY : ネット世代でもあるしね。

DDD : けど、今からもっとやろなぁ。

ー(一同試聴終了)ー


DDD : 最高。

MIGHTY : 最高やね。けど、当時の感覚を思い出すって言うのをさっきも話してたけど。

DDD : うん。なんか、全部思い出す(笑)。
匂いとかも、当時の事がフラッシュバックする。

鈴木 : これは、ドッドド的には90年代というよりは・・・

DDD : うちは、聴いたのは2000年代。

MIGHTY : FISHMANS自体はドッドドは全然聴いてないんやね?

DDD : 聴いてない。このアルバム以外聞いた事無い。

MIGHTY : そうなんや(笑)。
他のスタジオアルバムも勿論いいねんけど、その曲がこのアルバムではすごいアレンジされてて、そこもすごい面白いし。

一同 : うんうん。

DDD : このアルバムってさ、DVDで映像にもなってて、うちはCDだけをずーっとほんまに擦り切れるまで聴き込んでて、映像あるなんか知らんくて。その後に映像があるのを知って、見て、もう全部端から端まで知ってるモノの映像があって、それも衝撃やってん(笑)。

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MIGHTY : 映像はどうやったん?なんかちゃう?って思った?

DDD : いや。なんにせよ音だけで全部記憶してるから、え!?同じ事歌ってる。喋ってる!って感じ。めっちゃ変な気分。ほんまはそっちが先やん。

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一同 : 笑

MIGHTY : 実態があるんや!?みたいな。

DDD : そうそう。

MIGHTY : FISHMANSは色々アルバムでてるけど、このライブアルバムが俺も一番好き。ライブアルバムの良さって言うのがめっちゃ出てる。

DDD : そう!ライブアルバムってうちそんなに聴かへんけど、このアルバムだけはめっちゃ聴いた。

鈴木 : なんか、誰にも語らせたくないぐらいのレベル?

一同 : 笑

MIGHTY : 俺だけのもん(笑)!

鈴木 : DISTESTなんかには語らせたくない(笑)

一同 : 笑

MIGHTY : DISTESTに語らせんでいい?(笑)
まぁ、けどディッさん(DISTEST)もここに来てもらってね。

一同 : そやな。

ショウゴ : 来てほしいすね。

鈴木 : ディッさん(DISTEST)も今やtwitterでようわからん事言うてるし。

DDD : そうなん?

MIGHTY : ダジャレしか言うてないけどな。

ショウゴ : 面白ダジャレのおっさん。

鈴木 : もっと実はRAWなね。

MIGHTY : うん。そういう所も話してほしいけど。

DDD : 笑


リアルタイムに蘇った伝説 -後追い世代の感想-

MIGHTY : では次は、ショウゴ君いきましょか。

ショウゴ : はい。めっちゃくちゃベタなんですけど、
SEX PISTOLSの「Filthy Lucre Live / 勝手に来やがれ」ですね。

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MIGHTY : きました。SEX PISTOLSの、これは再結成のライブアルバム。

鈴木 : あー!

ショウゴ : はい。これ賛否両論じゃないけど、多分嫌いな人は嫌いやと思う。最初から好きな人とか。

DDD : うんうん。

鈴木 : これは何年?

ショウゴ : これ96年。

MIGHTY : これね。俺もリアルタイムで買って、PISTOLSとかって雑誌とかで見る過去の栄光と言うか・・・

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ショウゴ : そうそう。

鈴木 : 僕もLUNA SEAのメンバーがさ、雑誌でSEX PISTOLSのベスト盤みたいなのをあげてて買って聴いてんけど、やっぱりそれ以降のもっと激しい音楽があるやん?だからPISTOLS今さら聴いても全然何とも思わんかった。

DDD : わかる。うちも。

MIGHTY : うん。歴史的資料みたいな感じ。

ショウゴ : そうそう。そういう感じやんな。

鈴木 : けど、なんか高1くらいの時に、いろんなのを聴くようになってPISTOLSの事とか調べて行ったらルックスとかメチャクチャかっこええやん?

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MIGHTY : めっちゃかっこいい。めちゃめちゃヤバい。

鈴木 : それでなんかまた聴き方が変わって来た。

DDDPUNKって言葉は知ってるけど、何の事かわからんくて、もっと凄い激しいものを想像してた。自分もその時もっともっと激しいものを求めてて、聴いた時にスカって。
肩透かしみたいな。軽くて、めっちゃポップで。
そのPUNKっていうものの前情報の期待値が凄すぎて、求めるものが激しすぎて肩透かし。

MIGHTY : そうかそうか。

ショウゴ : 普通のロックや。

鈴木 : ただのロックやもんね。

ショウゴ : そう。ただのロック。僕もPISTOLSじゃないけど、KISS
はじめて格好だけ見て、これはえげつない音楽やろなと思って聴いたら普通のロックやって、スカッってなったけど、今聴いたらめっちゃかっこいい。

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鈴木 : 今聴いたらいいよね。

ショウゴ : で、この「勝手に来やがれ」ね。
96年に再結成して。

鈴木ライナーは三代目魚武(三代目魚武濱田成夫)(笑)。

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MIGHTY : そうです(笑)!

DDD : あ!そうなん!?へー。

MIGHTY : それを、めっちゃ読んだわ俺(笑)。

鈴木 : 時代やね。

MIGHTY : 三代目魚武がほんまに再結成のこのライブに行って、そのレポを書いてる。

DDD : あーそうなんや!

ショウゴ : 全然関係ないけど、PISTOLSのカバー集みたいなんで、僕がやってるBOGULTAが参加した時に魚武さんもやってた。

一同 : へー!

中村 : それはPISTOLSのトリビュート

ショウゴ : トリビュート。

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一同 : へー!

MIGHTY : そんなんあったんや?めっちゃヤバいやん。SEX PISTOLSのトリビュートにオフィシャル参加。

鈴木 : 三代目魚武も現行でやってたんやね。

ショウゴ : それは「MY WAY」やってたんちゃうかな?
けどなんか色々あって・・・今ちょっと思い出されへんけど。

一同 : 笑

ショウゴ : それの裏話じゃないけど、歌詞を英語でやってくれって言われて。

DDD : カバーの?

ショウゴ : そう。BOGULTAは「EMI」やってん。勿論むちゃくちゃにしてんけど。

ショウゴ : で、英語でやってって言われたのに三代目魚武さんだけ日本語やってん。

中村 : へー!

DDD : そうなんや!

MIGHTY : 我を通すスタイル。

中村 : PUNKや。

ショウゴ : いや、そんなん僕らも日本語でやりたかったよ。

一同 : 笑

MIGHTY : じゃあ、1曲いきましょか。どれにしましょう?

ショウゴ : 勿論1曲目。

MIGHTY : 「BODIES」!きました!
これ中絶の歌です。

DDD : へー!そうなんや。

MIGHTY : はい。SEX PISTOLSの「BODIES」。1曲目がこれで痺れましたね。

ショウゴ : うん。ゲー出そう。
えっと、これは96年に再結成して、フィンズベリーパークって言うロンドンのめっちゃデカい広場でやったのを録音してるんですけど。
まぁ再結成って・・・あんまりショボい。

MIGHTY : そやな。期待は無いよな。

ショウゴ : うん。どうでもいい感じやねんけど、全員が未だに現役でバラバラでやってて、また集まって再結成。PISTOLSって普通のパンクのショボい音やけど、いきなり90年代のめっちゃ分厚い音でおっさんが戻ってくるって言う(笑)。

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MIGHTY : 笑

ショウゴ : それがめちゃくちゃヤバかった。

MIGHTY : うん。演奏もめちゃうまいっていう。

DDD : あのスカスカの感じじゃない。

ショウゴ : まぁ、録音の状態とかも色々あるんやろけど、一番僕が好きな音質。パンクやけど重い。

MIGHTY : うん。元々ハードロックっぽいスティーブ・ジョーンズ(PISTOLSのギター)の音やねんけど、よりソリッドになってる。

ショウゴ : そう。めちゃくちゃ重たい。ドラムもめちゃくちゃ重たい(笑)。
で、グレン・マトロック(PISTOLSのオリジナルベーシスト)のベースもちゃんと戻って来てて、シド・ビシャス(PISTOLSの2代目ルベーシスト)じゃないんやけど。
で、ジョニー・ロットン(PISTOLSのボーカル)がおっさんやけどエエ感じで。

MIGHTY : ちょうどこれ出たのが、俺が高1くらいかな?

ショウゴ : うん。高1くらい。

鈴木 : 当時、パンクロック生誕20周年かなんか言われてて、雑誌とかでも取り上げられてて、ネオパンクっていうかファッションとかもまた再燃してた感じ。

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MIGHTY : うん。雑誌もいっぱい載ってたね。

ショウゴ : で、再結成で日本も来てて。勿論ライブは行ってないねんけど、スペースシャワーかなんかで放送してて、前座がHIGH-LOWS

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一同 : あー、そや!

鈴木サタデーナイト

MIGHTY : やってた!ベイシティローラーズ

鈴木 : 「外でやらせろ。この野郎。」

MIGHTY : ソトデナイト?青かんの歌。

ショウゴ : それも度肝抜かれたんやけど、それのMCが叫ぶ詩人の会ドリアン助川

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一同 : 笑

鈴木 : 90年代が全部繋がってくる(笑)。

MIGHTY : 出てくるなー(笑)。

ショウゴ : その時は、叫ぶ詩人の会とかよくわからんくて、でHIGH-LOWSも好きやったけど、出て来た時に「ん〜・・・」って思って。

鈴木 : ドリアン助川も?

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ショウゴ : ドリアン助川も「ん~・・・」って思って。

鈴木 : CDのライナーは三代目魚武(笑)。

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MIGHTY : コンプリートされてる(笑)!
90年代コンプリート(笑)!

一同 : 笑

ショウゴ : で、PISTOLSが出て来て。ジョニー・ロットンは勿論太ってて。

MIGHTY : デブやったな。

ショウゴ : 僕、P.I.Lはその時、知らんくて、全然聴いてなくて。高校の時やから。
で、あのPISTOLS。ガリガリの。けど、出て来た時に太い。
で、めっちゃ蛍光色の幼稚園児みたいな格好してて。

DDD : 幼稚園(笑)

鈴木 : スパイキーもヨレヨレでね。

MIGHTY : なんか王冠みたいな感じやったね。

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ショウゴ : そう。めっちゃアホみたいな感じやって。

MIGHTY : 道化師的なね。

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ショウゴ : そうそう。ピエロみたいな。けどそれがめっちゃかっこいいー!って思って。

MIGHTY : 再結成の会見でも、「何で再結成するんですか?」ってジョニー・ロットンが聴かれて「金や」って言った。そこもヤバかった。

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ショウゴ : そうそう。これがパンクやなって思って。
結構、がっかりしてすぐ帰った人もおるみたいやけど。

DDD : へー、そうなんや!?

ショウゴ : 知り合いの人にもおってんけど、わざわざ見に行って、始まった瞬間にがっかりして帰ったって話を聞いたけど。僕はこれがパンクやん!って思った。僕は、めっちゃ良かった。
で、今回のテーマでライブ盤。結局ずーっと考えたけどこれしかなかった。

一同 : へー。

MIGHTY : 再結成って、今でいえばちょっとがっかりするコンテンツやったりするけど、当時はまだ中3とか高1やから「SEX PISTOLS再結成かよ!?」みたいな。リアルタイムでまた聴けんねや!みたいな期待があったな。

DDD : それは元々音源で聴いてて?

ショウゴ、MIGHTY : 勿論。めっちゃ聴いてて。

DDD : リアルタイムでも味わえるって感じ?

MIGHTY : うん。そうやし。どんな感じなんやろ?みたいな。
あの伝説のPISTOLSがまた出てくるって。

ショウゴ : しかもまだ音質すごなってるやん(笑)。
多分、昔の人は、嫌やと思うで。

MIGHTY : 俺らからしたら、今の音やん!ってなる(笑)。

DDD : めっちゃアップデートしてる感じ。

MIGHTY : そう。今の音のPISTOLS。しかもスティーブ・ジョーンズとかも、めっちゃギャングスタみたいな風貌で。

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ショウゴ : もう極悪。

MIGHTY : 極悪のおっさん。

鈴木 : 実際、極悪やと思う。

一同 : 笑

ショウゴ竹内力みたいな(笑)。

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MIGHTY : 笑
それもめっちゃかっこ良かったし。ジョーニー・ロットンの道化師みたいな感じもかっこいいなと思った。

ショウゴ : めっちゃ上がったな。
ギターのスティーブ・ジョーンズもPISTOLS終わってからも色々バンドやってて、これくらいの時にNEUROTIC OUTSIDERSっていう、全然知られてないねんけどバンドをやってるねん。それがガンズ(Guns N' Roses)のダフ・マッケイガンていうベースと、マット・ソーラムっていう二人目のドラムの人と、あとDURAN DURANジョン・テイラーでやってるアルバムが一枚だけあるねん。それがめちゃくちゃ重たい。

一同 : あー!そうなんやー!

ショウゴ : それ、めちゃくちゃかっこいい。
それの流れで「勝手に来やがれ」も聴いたらからもうドンピシャでやられた。

MIGHTY : 一番パンクとかロックとかのいいグルーヴやねんな。塊感。

鈴木 : ショウゴ君はお父さんもモーターヘッドやもんな。

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一同 : 笑

ショウゴ : しみけんモーターヘッド。

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DDD : そうなん!?

鈴木 : バイカーやねん。

中村 : ハーレー乗り回してる(笑)。

DDD : ヘー、知らんかった。

鈴木 : 人殺してる。

ショウゴ : 人は殺してない(笑)。

一同 : 笑

(次回へ続く。)


ー 次回「めっちゃエイリやーん」は「ライブのすすめ」最終話!
「-BEST OF ライブ盤(後編)-」をお送りします!

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