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資格取得 ③衛生管理者1種

本記事は2020.10.14別ブログ(閉鎖)に掲載していた記事です

あまりメジャーではないです(取得してて当たり前だから?)が、結構大事というか、全ての業種において必要な資格です。
こちらも簡単で書きやすいので書かせてください。
また、ここで記載している期間や勉強法は、”資格取得”に特化してます。「その領域の知識を深める」の類ではありませんので、ご了解願います。

概要

衛生管理者(えいせいかんりしゃ、英: Health Supervisor)とは、労働安全衛生法において定められている、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、事業場の衛生全般の管理をする者、またはその資格(国家資格)である。一定規模以上の事業場については、衛生管理者免許等の資格を有する者からの選任が義務付けられている。
すべての業種において、常時50人以上の労働者を使用する事業場において選任が義務付けられている(第12条、施行令第4条)。同様に、常時10人以上50人未満の労働者を使用する事業場においては、安全衛生推進者もしくは衛生推進者の選任が必要である(第12条の2)。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 衛生管理者

 後段の”すべての業種において”と”常時50人以上の労働者を使用する事業場において選任が義務付けられている”がポイントです。多くの企業が該当するのではないでしょうか?プロフィール欄にも記載しておりますが、私は某製造業の会社に勤務してます。ウチの会社では、製造部門・間接部門問わず、一定勤続年数以上になると(総合職限定ですが)全員受験させられます。本資格を持ってないと、管理職に付けない構図となってます。世代交代や人事異動で誰がその役職になってもいいようにするための準備のようなものでしょうね。当然、企業の衛生教育の一環でもあると思います。

受験資格

1.学校教育法による大学(短期大学を含む。)又は高等専門学校を卒業した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの
その他要件は下記URL参照
https://www.exam.or.jp/exmn/H_shikaku502.htm

試験概要

試験日程:  月1~4回程度・・・かなりの数です。それだけ需要があることが窺えます
試験会場:  全国7カ所の各地区安全衛生技術センター
試験形態:  筆記のみ(マークシート、5肢択一)
試験時間:  3時間
試験問題:  44問

資格取得に要した期間と勉強法(経験談)

<注意>
あくまで筆者が要した期間と勉強法です。万人に当てはまる訳ではないので、参考まで。
資格取得に要した期間:  1ヶ月(もっと短くてもいけると思います)
勉強法:         下記問題集を繰り返し実施
私は会社で下記問題集が配布されたので、これを使用しました。
中央労働災害防止協会が発行しているもので毎年改定されてるようです。
第1種衛生管理者試験問題集(令和2年度版) 解答&解説 [ 中央労働災害防止協会 ]
他には
楽天:
この1冊で合格! 村中一英の第1種衛生管理者 テキスト&問題集 [ 村中 一英 ]
第一種衛生管理者 過去問題・解答解説集 2020年10月版
2020年度版 第1種衛生管理者過去8回本試験問題集 [ 荘司 芳樹 ]
Amazon:
この1冊で合格! 村中一英の第1種衛生管理者 テキスト&問題集
第1種衛生管理者 過去7回本試験問題集 '20~'21年版
衛生管理者過去問題と解説“第1種”
など多数出版されてます。
エックス線作業主任者試験や潜水士まではいかないですが、

・ほぼ同じ問題が半分以上を占めている

ので、過去問さえやれば必ず合格できます。
言い換えると、過去問をやってないと合格できないということです。
下記URLに令和元年度分が掲載されています。合格率:約46%です。https://www.exam.or.jp/exmn/H_gokakuritsu.htm

 この試験、回数が多いことから分かる通り需要が多いです。よって、試験会場には老若男女バラエティーに富んでます。その分勉強せずに受験する人もある程度いるのでしょう。問題自体は簡単なのに合格率は50%を下回っています。
 とはいえ、比較的取りやすい資格の一つだと思います。
・すべての業種において
・常時50人以上の労働者を使用する事業場において選任が義務付けられている
点からも取っておいて損は無いと思います。
正直実務や経験に生かされる資格かというと...微妙ですが法令順守の為の資格ですね。

以上

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