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アドラー心理学 ライフスタイル診断を受けてみた

少し前のことになるが、ライフスタイル診断なるものを受けてみたので、その感想を書いてみたいと思う。

私がライフスタイル診断を知ったのは、他に受けられていた方のnoteを拝見したから。自分の幼少期を掘り起こしながら丁寧に分析する様子にとても興味を抱き、即日申込みをした。

ライフスタイル診断って?

ライフスタイル診断とはアドラー心理学に基づいたグループ分けのことで、これにより自分がどのような気質があり、どのように行動していけばよいのかアドバイスを受けられると言うもの。「アドラーって『嫌われる勇気』の人だったよね」私の理解はこんなもんでしたけど大丈夫でした。苦笑

セッションはなんと3時間超え!

申込みをして、スケジュール調整を行うのだが、なんと所要時間3時間半程度とのこと!マンツーマン・かつ初対面の方とするセッションとしてはかなり長時間ですよね。前半と後半に分かれてて、前半はひたすら自分の幼少期のことを掘り起こす。カウンセラーの堀さんは辛抱強く、角度を変えながら根堀葉掘り聞いてくれます。特に10歳までの記憶を中心に、家族・兄弟との関係や関わるエピソードなど。思い出すのは何年ぶりだろうという他愛もない出来事やずっと引っかかっていたあれこれなどを表に出していきます。

後半はライフスタイル診断と行動のあり方について

後半では前半で話した諸々を元にライフスタイルの診断と行動のあり方についてコーチングしてくれる。主な要素は下記の通り。

*自己理想=自分がどうありたいか。どう扱ってほしいか。「私は~であるべきだ」
*自己概念=今の自分自身をどう見ているのか。「私は~である」
*世界像=自分からみた世界・人生をどう捉えているか「世界(人生とは)~である」

ドライバー+コントローラ➜パーフェクショニスト

また、それぞれのタイプに分かれていて、私は『(メイン)ドライバー+(サブ)コントローラ タイプ➜パーフェクショニスト』とのこと。

ドライバータイプの要素:
自己理想:私は優れていなくてはいけない
自己概念:私は有能だ
世界観:人生は競争だ

コントローラタイプの要素:
自己理想:私は失敗してはいけない➜転じて「私は批判されてはいけない」
自己概念:私は失敗しやすい➜転じて「私は批判されやすい」
世界観:人生は危険だ➜転じて「世界と距離を取りたい、自分を出さないようにしたい」

パーフェクショニストの特徴は「曖昧なことが嫌い」「自分のゴールが明確にある」「がむしゃらにやりたい」「妥協できない」。当てはまりすぎ。。

タイプがわかってどうするのか?

大事なのはタイプ診断で終わるのではなく、そのあとどうするのか?ということ。私の場合は、アクセルのようなドライバータイプが、サブのコントローラによって制限されることがある様子。ドライバーの気質を活かすためにも、知的好奇心を満たすゴール設定をすることが大事とのこと。コントローラタイプが出てくると怖くてブレーキをかける(批判されるのが怖いから)が、ゴールが明確で走っているとそんなことも気にかけなくなる。よく、アクセルとブレーキを両方踏んでいるような感覚になることがあったが、この2つの気質がせめぎ合っていたのだとわかった。私の場合は遠慮なくガンガン行ってしまっていいらしい。笑

幼少期の自分の謎な行動

もう一つ、私にはこのセッションで知りたいことが合った。それは、幼少期に何度となく繰り返した謎の癖。それは、家族でお出かけする際に土壇場になって「私行かない。」とふてくされること。そのお出かけ自体が気が乗らないものではなかったはず。ディズニーランドとかハイキングとか、楽しみにしていたはずなのに、なぜか直前でダダを捏ねたくなる。ときに数時間にも渡りダダを捏ね、挙句の果てに家で一人で残ることもしばしばだった。自分でも何故こんな行動を取ってしまうのかわからなくて、行きたかったはずなのに何やっているんだろう、と一人残った部屋で寂しく考えていたものである。これについても、堀さんからは「親に気持ちを聞いてもらう為の手段だったのではないか?」との指摘をいただいた。人間は、目的を達成するためには、その手段が適切でも不適切でもやってしまうという性質があるのだという。親に丁寧に気持ちを聞いてほしい、という願いが、下手な形で現れ、上記のような不貞腐れになっていたのではないかと聞いて、腑に落ちた。

私の気持ちを聞いてほしい

掘り返してみると、「私の気持ちを聞いてほしい、理解してほしい」こんな願いが随所に見える。その裏で、自分の気持ちが上手く伝わらなかった辛さ、予想外の反応をされたときの戸惑いが、記憶の中で棘として残っている気がする。そんなことに気付かされた。でも、記憶の中の自分は子供。当時はどうしようもなく、上手く対処できなかったが、「今の自分ならコミュニケーションを取れる力がある」。この点を指摘いただいたのも本当に良かった。認識のズレや誤解があったとしても対話を通してコミュニケーションを図れるのが大人。成長した自分なら誤解や批判を恐れなくてもよいのだと再認識させてくれたのはとても心強い。


私がお世話になった堀さんのカウンセリングはこちらから


結果的に4時間近く(!)になりましたが、時間が経つのがあっという間でした。私は、人の思考の癖は幼少期の経験と大きく関連すると思っています。是非、一度とってじっくりと思い返してみる機会を持つのもおすすめです!

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