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妊活はコンバージョン

こんにちは。丸山芽生(めぶき)です。今日も治療を初めた頃のことを振り返りたいと思います。今回は私が不妊治療をどのように理解したのか、という話。


治療は1ヶ月単位で

勉強会に参加してまずは検査から始めることに。まず初回に渡された、1ヶ月のスケジュール。1ヶ月の女性の身体の周期に合わせて様々な検査+治療のスケジュールが記載されていました。そう、不妊治療は1ヶ月単位。この周期に合わせて全て合わせていきます。検査もそれぞれのフェーズで様々な値を測っていきます。妊娠は一連のプロセスなので、それぞれの数値が標準値と比べてどうなのか?という形で検査が進みます。ま、これは健康診断などと一緒ですね。


月イチ出荷の目玉商品と理想的な顧客が出会う為に

「このプロセスってEC(eコマース)みたいだわ・・・・」

1連の流れを説明された最初の感想はこれでした。私は仕事柄ECに携わることも多いのですが、まさにECのプロセスを見ているよう。妊娠とはまさに、月イチ出荷の目玉商品と理想的な顧客が出会う、そんなイメージでしょうか。

・ちゃんと顧客はいるのか?(精子の数は)

・その顧客は購買力があるのか?(精子の質は)

・その顧客がどれだけ入店してくれるか?(子宮までたどり着いてるか)

・月イチの目玉商品はちゃんと店頭に並んでいるのか?(排卵してるか)

・入店から目玉商品への導線はわかりやすいか?(卵管つまっていないか)

・目玉商品の在庫は来月もまだあるか?(卵子の残りの数は)

そんなことを一つ一つ調べていくのです。また、このように数値や白黒でわかるモノの他にも

・なんとなく店の居心地が良くない(子宮が冷えてるとか?)

・なんとなく気に入らない(精子・卵子の質が良くない?)

とか、数値で表せない要素も絡んでくるので、結局不妊の原因は特定されないことも多いのです。こういうのはいわゆる体質改善の範疇になって、だから不妊治療と並行して漢方、鍼、温活、食事改善なども取り組む人も多いわけですね。

初期の頃は、治療が「つらいな」「大変だ」と思うこともあまりなかったので、どちらかというとこんなふうに初めての世界に足を踏み入れたことを興味深く感じてました。「これが噂の妊活というものなのか。。」という感じ。


妊活はコンバージョン

後日、妊活のことをeコマースのプロフェッショナルである同僚(女性)と話していると

「そうよ、まるちゃん。妊活はコンバージョンだから!!」

と表現していました。(笑)

ちなみにコンバージョンとは転換率のこと。100人顧客がいたら、どのくらいの人が来店し、さらにその中のどれくらいの人が購買に至るのか?という割合のことで、ECにおいて非常に重要視される指標です。まさに、ECのプロフェッショナルである彼女らしい表現だな、と思いました。

どちらも絶対的な解なんてなくて、それぞれの数字をどうやって上げていくか、愚直に取り組むしかないんですね。不妊治療とは、それぞれの数字の改善を図ったり、ボトルネックになっている箇所を科学の力で乗り越えたりすることだと理解しています。

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