フレンチトースト
おそらく私の初めて覚えた料理はフレンチトースト。
今の時代には堂々と言えそう。
(言ったことは無い)
多分幼稚園の頃には作れた様な…?ただその頃から火を使えてたのか…?疑問だけど。記憶が曖昧。
幼少期のとある日曜日。
家族がまだ寝ている朝に自分だけひっそりと起き、一人で着替えをし、一人で朝ご飯を作った覚えがある。
家族が起きないようにひっそりと。なるべく音を立てずに。
なんでコソコソやってたかと言うと家族をびっくりさせたかったから。
昔から家族をびっくりさせたい子供だった。
すごい!って(と自分は思ってる)言われたかったのよね…
どういう風に作ったか覚えてないけど私が作れるものはフレンチトーストだったから作ったんだろう。
この時の家族の反応は覚えていない。
(え)
でもあの朝の静かな空気、自分だけがいる台所が嬉しくあった気がする。
私の作るフレンチトーストはごくごく普通~のレシピ。
食パンを四つ切りにして卵と牛乳、死ぬほど砂糖を混ぜたボウルに浸す。
フライパンにバター(家にあったのはマーガリンだったかな)を熱して甘い塊を焼く。
私はじゅくじゅくしてる状態が好きで表面に軽く焦げ目が付けばOK!な状態だった。
母が作る時は割としっかり目に焼かれてた気がする。
中まで染みてなくて中は普通の食パンのまま…な時があったかな。
黄色に茶色い焦げ目が幸せの色。
数十年たった今でも時々作る。
私にとっては休みの日の朝ご飯の象徴。
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